そういえば
アゴラ劇場での『アマルガム手帖+』と『待つこと、こらえること』のアフタートークでも言っていた。「かなり解りやすくなってる」と。そう、つまりは「いつもはもっと難解」だということを。前述の2作品共に、台詞が洪水のように溢れて、その台詞がリズムを伴うようになり、ダンスと融合する。その昇華具合が絶妙で素敵だった。そうした期待を大きくしすぎたためか、おそらく通常のリクウズルーム作品になった今回は、こちらの理解がついていけなかった。この敗北感が癖になるのかな?●こんなに開演前にリラックスできた公演はなかった。それは出演された皆さんの姿勢に他ならない。途中入場された方がリアルなのか演出なのか?となるほどに、それを想定した演出が施されていた。演技場所と入口の関係で途中入場不可にする公演も多い中、見事。