満足度★★★★★
約1時間55分。劇場に入るなり美術を見て気分がアガる!本当に弥生時代の話だった(笑)。冒頭からゲラゲラ笑って、終盤はめっちゃ泣いてしまった…。土田英生さんの戯曲は「排斥」を描くものが多いと思う。たとえば自己保身のために他者を簡単に犠牲にする。その他者とは弱者、少数者であり、つまり私のことなのだと優しく伝えてくれる。人間の幸せについては、アドラー心理学の本「嫌われる勇気」とも重なった。
満足度★★★★
しっとりとした感じの作品でした
開演時間も守られて眠気の起きなかった物語ではあったが
ラストのまとめがちょっと緩めかなぁと思えた2時間強の作品
盛り上がったトコは琴線に触れたですね(^^)
満足度★★★
約120分
古代日本を舞台とする物語に今の日本の歪んだ姿を映し出し、我々に警鐘を鳴らさんとする一作。
ただ、その鏡像はいささかぼんやりしており、ために、もうひとつ身につまされない。
劇が映しているものが他ならぬ我々であることをより強く分からせるためにも、鏡像はもっとくっきり、鮮明に示すべきだった。
作中に“日本人の国民性”は見て取れても、“その国民性が顕著になっておかしくなった今の日本”がそうはっきりとは見て取れないのは、上述の通り、鏡像がぼんやりしているせいだろう。