怪童がゆく 公演情報 怪童がゆく」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    ドキッ
    とするくらい、冒頭の玉田さんの「こだわり」具合がアスペルガーな感じで…。それが後半で何だか素直な少年になってて可笑し可愛かった。それにしても、ブライアリー・ロングさんが可笑しい。綺麗な外国人も、思い切って口説くと付き合ってくれるのかもしれないなぁという勘違いをしてしまいそう。『アマルガム手帖+』が終演して僅か数日で出演していることに驚く。このスパンで出演された人を初めて見た気がする。それでいて、どちらも素敵だから更に驚く。恐るべし。

  • 満足度★★★★

    台本が飛ぶように売れていた/約100分
    各人物の個別の事情をじっくり見せた上で交わされる、保身のための会話の可笑しさ。
    父子(おやこ)の劇としての味わい深さ。
    今回も堪能しました。
    玉田さんの演技も良かった。

    ネタバレBOX

    大学教授の息子がゼミ合宿に連れてこられて巻き起こるあれやこれや。
    まだ何も知らないくせに一人前ヅラをしたがる典型的な中学生男子を、玉田真也が好演。
    「ジュテームって言ってみて」
    ゼミ生に促されるままその言葉を繰り返し、意味を知らされてはにかむ演技が絶品でした。
  • 満足度★★★★★

    -
    100分。微妙な空気とフランス人が面白い。

  • 満足度★★★★

    デジャブ感
    ありつつ

    ネタバレBOX

    奈良の旅館で行われた文学部系ゼミ合宿に参加した学生、先生、先生の息子たちを描いた話。

    勉学に対する外国人留学生の生真面目さと日本人学生のちゃらんぽらんさの対比、なのにくっついてしまう不思議さなど面白かったです。

    合宿系コメディの集大系なのでしょうか、いくつかの箇所にデジャブ感はありました。
  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    玉田企画の【怪童がゆく】を観劇。

    毎回飽きずに観ている劇団であり、年間二本の新作を継続して発表している。
    至って地味で、目立たない若者達の会話劇が多く、今作は恋愛物。

    大学のある日本古典研究科の合宿での顛末。
    一人息子を連れてきている教授とセクハラの疑いがある助手と三人の生徒達。
    明日の予定について皆で協議しているのだが、教授の一人息子をほっとくのは可哀想という生徒の意見で、予定を変更して、遊園地に行こうという事になるのだが、フランス人生徒の意見により考えは真っ二つに割れる。
    そこでは教授と生徒、フランス人と日本人、同級生への片思いの一人息子、そしてセクハラ助手とそれぞれの恋愛事情が噛み合いながら、
    西洋と日本の考え方の違いなどをちりばめていく。

    玉田企画の面白い箇所は、「あるあるそういう感じ?」とまるで己が外国人になった気分で、島国日本を俯瞰しながら観れるところが興味深く、ほぼそれの連発といっても良いだろう。
    ただそれは台詞の繊細さ、演技の間、上手さなどが重要で、作・演出の力が問われる芝居であるが、その中には物語性などなく、平田オリザのように何かを示唆している箇所がないのが、この劇団の特徴だ。
    だからこそ日本一人畜無害な劇団といっても過言ではない。
    でも毎回外すこともなく、何時間でも観ていたくなるのは間違いない。

    そんな芝居を作れる人はなかなかいないよなぁ~。

    傑作ではないけど、面白いのでお勧めである。
  • 満足度★★★★

    恋愛
    面白い。100分。

    ネタバレBOX

    藤村(永井秀樹)…大学教授。日本文学ゼミ担当。バツイチ。里中と恋人関係にある。仏の藤村で怒るのが苦手。
    里中(黒木絵美花)…ゼミ生。倉持のことをキモがる。藤村との結婚を意識し太郎に接する。
    ナオミ(ブライアリー・ロング)…ゼミ生。フランス出身。一ヵ月後くらいに帰国予定。加藤の告白を受け入れた。真面目。
    倉持(吉田亮)…元ゼミ生だが、進んでゼミ合宿に参加し続けている。里中のことが気になる。
    加藤(木下崇祥)…ゼミ生。ナオミにフランス語の添削を受けながらも告白した。バイトも就活もせず卒論も出さないだらしさで、里中からあり得ないと密かにダメだしされる。
    太郎(玉田真也)…藤村の子。中二。思春期で藤村に反抗的。好きな子に告白しフラれたが、ちょっといい顔になった。

    スタイルはほかの作品と近いかもしれないけど、笑いのとり方がナチュラルになった気がする。ラストの親子の会話でしっとりな〆もちょうどよかったなと思う。
    太郎の好きな子はいい子だなと、なんかジーンときた。

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