満足度★★★
都立駒場の作品が圧巻/各校約60分
都立駒場高校、都立六本木高校、都立東高校の3校がそれぞれの自信作を上演。
最も印象深かったのは、都立駒場高校演劇部が同校演劇部自身を演じた野心作『江崎ヒロがいなくなった』。
駒場高校は、開演前のウォーミングアップをも公開で行い、20人はいようかという部員たちがもれなく笑顔で生き生きとストレッチに励む姿があまりにまばゆく、目を焼かれそうに。。
本編ともども、このアップの様子も、強く心に刻まれました。
満足度★★★
ネタばれなし
高校生演劇を観劇。
最近何気に映画の影響か?高校生演劇がブームのようだ。
高校生大会には時間制限などがあるようだが、今作も1時間限定である。
オリジナル、既存など様々な戯曲を使用しているようだが、既存の戯曲も1時間以内にまとめなければいけないので、その辺りの作業も大変だ。
そして戯曲を作るのは先生であったり、生徒であったりと様々だが、作品の良しあしを決めるのは戯曲ではなく、上演された芝居で判断されるので、やはり演じると言う事が作品の出来を決めている感じだ。僅か1時間ながら、生徒たちが全てを注ぎ込むので、密度が濃すぎて、起承転結すら簡単に凌駕してしまい、2時間近く感じてしまうほどだ。
そして世の中の演劇をまだそれほど知らないからか、何事においても枠がなく、生で生じる演劇特有の偶然性の連打で、新たなる表現方法が生まれてきているのは確かである。
多ハズレがないほどレベルの高い高校生演劇であった。