「軽薄」 公演情報 「軽薄」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

    確かに「軽薄」だったし、「希薄」だった。
    期待以上でも以下でもなく。いや、正直少し下回ったかな……。

    人間関係や、役が発するその言葉に対する距離感、そういったものの軽薄さを確かに感じた。そして、生きていることの感覚に対する軽薄……いや「希薄」さが芝居の中心にあったのだと思う。

    ネタバレBOX

    何より、最後に出てきたスペシャルゲストの台詞や存在感の軽薄さは特筆に値する。値するが……内輪受けだろ、ありゃあ。分かっててやってるんだろうけどさ。

    全体的にはペシミズムみたいなものだよね。ただ、この時代にやることに目新しさはない。演劇的な手法として何かあるのならいいのだけど。

    細かいギャグとか趣向は色々こらしてあって、そこは良かったと思う。
    低い天井なのに人を吊ったりとかバカバカしくていい。嘘くさくていい。

    一番の問題点は、プロデュース公演の悪い面が出たこと。
    個々の演技はそれぞれ面白いんだけど、世界観の統一がなされなくて、そこは別に「軽薄」であった必要は無いと思うんだけど。


    ちょっと評価が厳しいかもしれませんが、あのメンツだったらもっともっと面白くて刺激的なものをつくれた気がしたので……。
  • 満足度

    何を見出せばいいのか、
    私にはわかりませんでした。
    演じている人たちは楽しそうでしたが、そこから何を発しようと思っているのか、その意図すらもわからないものって辛いです。
    個人的には全く評価できませんでした。

  • 満足度★★★

    あ思い出した。けどもう遅いわ。
    切なさ、痛さを一枚膜を通した様なニヒルな感覚で描き尽した90分。

    ネタバレBOX

    中東周辺に派兵している近未来ニポン。ふた親とも亡い姉妹。姉はフリーター。コクった男は徴兵され、キモい先輩に言寄られる。妹はイジメ、淫行を無自覚なまま体験。中退後単体AV女優に。奇怪にデフォルメした演技の男優陣に、だんだんと可愛くなってくる女優陣。切なさ、痛さを一枚膜を通した様なニヒルな感覚で描き尽した90分。

    80年代ニューウェーブ映画に近い感覚。ただストーリーとエピソード中心で、演劇にまで落し込みできていたかどうか。

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