満足度★★★★
終演後のトークがとても面白かった
山村佑理さんと渡邉尚さんのソロ、各30分ずつ。ジャグリングの域に収まらないダンス。ボールを落とす、転がす、関わる。ボールと組んでコミカルに動物化したり。賽の河原での石積み、修行の印象も。乗越さんとお2人のトークが面白かった。ダンスの本質、舞踏の誕生など変遷をおさらいし、今作とお2人がどういう位置にあるか解説。渡邉さんは床、物のエネルギーの変化で体が動くと。それに共鳴する山村さん。「体が先に知っている。まだ言語化されていない」と乗越さん。見たことのない人間に会えるのは刺激的で面白い。舞台は多様性を実感できる場(鈴木忠志さん、宮城聰さん談)。体に起こるリアルの大切さ、特技は繰り返すという話は俳優と同じと思った。