満足度★★★
ぐずぐずの悲劇。
浅い沼地でやってるかのようなゆるさで進行する、ギリシャ悲劇の最高傑作。ぬるーっと小部屋からキャンプへ移行する時点で、なんだかにやけてしまいます。
松井さんと岩井さんの共演が観てみたくなりました。
満足度★★★
帰っておいで、おいでぷす
ん・・・・・・・・ふふっ。と笑わせるような芝居
原作のオイディプスとは程遠く、のほほんとした
天気の良い日に合う感じ
ただソポクレスのオイディプスが
好き過ぎるひとは観に行かないほうがいいかも。
パロディではない。
冒頭からしばらくは「オイディプス」と全く関連がなく、徐々にシンクロしていく感じ。そのシンクロのさせ方が巧妙だったり強引だったりする事に一喜一憂。
予言に関しては強引な部分が多かった気も。恒松以外の面子がなんでそんなにキャンプの達人を信用してるのか曖昧だし。元の物を知って観る分にはそれさえも良い意味でのツッコミどころで面白いです。単品でも楽しめるのですが、どうせなら「オイディプス」を読んでいたほうが倍化すると思います。これを観てから興味が出て読むのは順番が違うかなぁ。時間がない方はWikipediaなどであらすじだけでもチェックしておいてはどうでしょうか。
満足度★★★★★
岩井さん以外なにものでもない世界
スクリーンの文字はオイディプスの話なんだけど、舞台で展開されているのはキャンプ場の話。でも、ちゃんとオイディプスしてる。もっと人間くさくて卑屈な、岩井的人物の姿が浮かび上がって、素晴らしい。
卑屈な人間を描かせたら右にでるものはいないんじゃないかな?
特に上州屋でのルアーをめぐるやりとりが岩井的で大好き。もう一回見たいな。
満足度★★★
ワールド。
岩井ワールドでした。予言のところはちと強引かなという感はぬぐえなかったけど、それ以外では頭で理解するオイディプスから気持ちがわかるオイディプスに変換できてたと思います。