わたしのゆめ 公演情報 わたしのゆめ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    いつの間にか
    保護者会の会議に自分が参加してるような錯覚を覚えるほど
    自然な演技で、思わず挙手をしてしまいそうになった。
    すごく笑えるとかではないのにとても印象深い劇でした。

  • 満足度★★★★★

    高尚な密室劇
    密室劇での言葉の応酬、そしてどんでん返し。
    観ていてハラハラドキドキ。
    テーマは重いものの、
    それぞれの役どころに感情移入しながら物語を呑みこめて
    これぞ生の舞台の魅力であると感じる。
    また役者さんも、カラーの違う演技力の高い方がそろい、
    話の説得力と面白味を高めてくれた。
    キャッチーなタイトルとフライヤーからは想像しえない
    骨太なテーマと内容に感服。
    とても良いお芝居でした。



    ネタバレBOX

    なんだこの偏見おばさんに、事なかれ教師は!と
    しっかり思わせる演技力。
    キャバ嬢がソープ嬢とはまた大胆な展開!
    風俗への偏見の高さはチョット気になったものの物語の流れ、
    展開の構築など秀逸な作品でした。
  • 満足度★★★★★

    偽善と偽悪と子供たち
     タイトルがひらかなで書かれている点、大人からの目線ではあるが、イメージ戦略としては成功していよう。門題は、かようにデリケートである。舞台の出演者の役柄は総て大人。その大人は、小学校4年生(10歳くらい)の子を持つ親、担任クラスを持つ教師、教頭、教師になりたいと考えてボランティアで活躍している女子大生という役回りだ。(追記後送)

  • 満足度★★★★

    作品的には無難にまとめてた(^^)
    1時間40分がとっても長く感じた重いと思えた作品でした

    大人がいろいろと子供のこと考えてるのが良く伝わったが、
    現実の子供って個人差は格段にあるけど。
    大人が思ってる以上に感性豊かで精密機械のようなトコあるよな~って思います

    世の中の綺麗な面ばかり見せずに、世の中の悪意とかもちゃんと伝えるべきで。それに対応する知恵や知識も持たせるようにするのが大人の役割だよなぁって思うさ=各登場人物の作りがしっかりしていて役者さんも巧かったし、最前列で見てると迫力もあったっす(^^)

    現実世界ではネットの使い方とかは中学生からでは遅すぎで、小学生からいろいろと教えるべきとなってきてるようですが・・・。まだまだ危機感薄そうですよね~ いろんな詐欺とか小学生とかから巻き込まれそうな犯罪についてはちゃんと教えるべきと思うけどなぁ=個人的意見(=世の中悪意はそこかしこに溢れているのさ=善意より目立つしなぁ・・・・)

    ネタバレBOX

    同じような反応として、お茶の間のTVでベッドシーンが出てきた時の大人の反応って感じでしょうか(^^) いきなりチャンネル変える?何をしてるか聞かれて上手に返答する? 木の股から人が生まれるわけではないのだから、大人が冷静に対応しないとなぁって思うデスよ。

    キャバ嬢と言ってたお母さんは店にバレないように実入りの良いソープでも働いていたとバレます・・・・。それを毛嫌いするのが同性の女性陣ってのが不変の構図ですが、奇麗ゴトで生きてる上から目線のお母様たちの反応上手だった~。話では(現実なら尚更でしょうが)結局ソープ嬢に話はさせられないとなり=コンビニ経営のお父さんが話をすると落ち着くのですが、ボランティアの将来教師希望の学生さんがキャバ嬢のバイトしてるなら仕事内容を話ししても・・とか思ったが、そ~ゆ~方向には話は進まなかったのが残念=現役さんは忙しくてと逃げ道を作っておいて子供たちの希望はかなえる方向にいかないとこが、上っ面な大人の対応だよなぁ=現実のいじめ自殺とかの対応はもっと酷いと思うけど=と感じたっす。


    ・・・・閑話休題 劇場同区画に新ラーメン店できたなぁと思ったら、結構他んとこでも新店出来てたんだなぁ(居抜きのようですが・・)と。是非とも行かないと!とか燃えましたわ(^^;)
  • 満足度★★★★★

    大人の苦労、子知らずか?
    無難な結論に落ち着いたものの、教師と親は建前の部分も本音の部分もかわいそうなくらいズタズタ。ああいう問題が出てくると、実世界ではここからが大変なんだよな〜。

    大人たちがこんなに辛い思いをして頑張ってるのに、子供は家でのんびりテレビ見てるかゲームしてるんだろうな。そう考えるとちょっと腹立たしい。

    ネタバレBOX

    事勿れ主義の立場からすると、担任の女性教師がもっと良くイラストを見て、ソープ嬢の件は心にしまい、アンケートは永久封印しておけばよかったのに。
  • 満足度★★★★★

    大人
    チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。100分。

    ネタバレBOX

    田頭(菊地未来)…キャバジョー反対派。会計士試験に落ちて会計事務所の事務員勤務。子のことが理解しつくせず悩む。
    徳永(海原美帆)…キャバジョー反対派。保護者会会長? 大工はツブシが利かないと思ってる。
    仙波(松井美宣)…キャバジョー賛成派。コンビニ店長。ミキへのセクハラまがいなどで色々批判されやすい人。
    近藤(神馬ゆかり)…大工の妻。前回の大工講義は好評だった。優柔不断。
    奥村(遠藤友美賀)…キャバジョー賛成派。スーパーのパート。バツイチ。一之瀬とは友人。
    一之瀬(川西佑佳)…バツイチキャバジョー。ソープでも働いていることをカミングアウトした。
    日比野(本東地勝)…教師。本会議の進行役。
    御手洗(小田島亜庭)…教師。子供のことを考えて突っ走るタイプ。
    教頭(林剛央)…穏便にコトを運ぼうと苦心し、頭を下げる。
    ミキ(与古田千晃)…学生ボランティア。先生に向いてないと落ち込む。キャバクラでバイト中。

    前回観た時と同様、背中の熱くなる、いい作品。職業と教育と男女の意識とかプライドとか、ゴチャっとした感もあるけど、上手くまとめてあるなと思う。舞台の抑揚もあって飽きないし。

    風俗勤務を認めた一ノ瀬の、色々抱えて余裕の無い自分への想いと、周囲の考えが合致しないイライラで爆発する工程が、後々心にグッときた。一之瀬だけでなく大人の心の揺れ動きが重厚でよかった。
  • 満足度★★★★

    安心感
    見終わって、自分の中で消化不良気味なのは、子育てに正解がないからでしょうか。
    現実にありそうな設定で、とっても面白かったです。

    出演者の皆さんが、本当に保護者にしか見えなくて、他の舞台で違う役を演じるところが想像できません!

    最近は若い出演者の舞台を見ることが多かったので、しっかり大人の演技に安心感がありました。

    劇場の形が特殊で、せっかくの役者さんの表情が見えない部分があったのが惜しいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    激しいバトルでした
    親としてのプライド、凄いですね。
    片時も目が離せない、凄いお芝居でした。

  • 満足度★★★★

    途中からの展開が…
    初見の劇団、この公演は再演とのことであるが観応えがあった。挑戦的なチラシのキャッチフレーズ...その言葉を巡り立場を主柱とした人生観の違いから論争。その応酬劇は、緊迫感あふれグイグイと劇中に引き込む。しかし、途中で発覚した事実以降の展開が...。
    残念というか勿体ない。

    ネタバレBOX

    舞台は、小学校の教室で行われている課外授業(4年生10歳)の次回講師の選任。保護者の中から、その仕事(職業)を聞くというものであるが、適任者がいない。スチール机(椅子)6台(脚)が舞台に相対して変形L字型に配置されている。議論しながら座る位置を変え、その演技を観せるのは定石通り。将来なりたい職業...アンケート結果はキャバ嬢が一位になり、その子供の意見をどう扱うか(尊重するか)。キャバ嬢が人気なのは、テレビ番組、マンガ連載でカッコよく描かれているため。その外見的イメージが先行したようである。友達の母親がキャバ嬢であることも身近な理由になっている。

    講師を依頼するか否かは、キャバクラが風俗とは違うことが争点だったようだ。風俗営業法を云々するよりも、職業の一般的に持っているイメージ...社会性、倫理観のようなもの、さらに男・女の違いによっても意識は違う。この保護者会の中で会計事務所に勤務している母親(公認会計士等の資格保有者ではなり)とキャバクラ勤務の母親との息詰まる議論は圧巻。一瞬、寓話「アリとキリギリス」を想起した。資格試験に臨むが合格しない努力の人、片や日銭を稼ぎ...その良し悪しではなく、その職業に就いていること、生きていること、子供を育てていること、共通した自信に裏打ちされた議論に圧倒される。しかし、キャバクラだけでなく、他の風俗も行っていることが発覚してからは、一方的な展開になり、教室から退室してしまう。
    イメージ先行で形成されてしまう常識と非常識...教訓にならない程度の柔軟さで、もう少し先の議論を聞いてみたかった。その意味で残念であり勿体ない気がする。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    教室を覗いている感じでした
    初演を見ていないのでどこがどんな風に改訂されたのか分かりませんが、いつの時代も変わらない不変的なありがち状況なんだろうなぁ…と思いました。

    ああ、分かる!と思ってみたり、やっぱりムカつく!と思ってみたり。
    どの意見も間違えではなく、理解も出来る。
    立場があって、分別もある大人になっちゃうと色々面倒だなぁと見ながらシミジミ思ってしまいました。

    役者の皆さんがそれぞれの立場やらを明確に示し自然に演じられていたので非常に見ごたえがありました。

  • 満足度★★★★★

    満足
    初演を知らないので比較はできないが、なかなかの完成度を感じさせる作品でした。キャスティング、演出とも素晴らしい。楽園の変則的なステージをうまく生かしたレイアウトも納得。でも、ほとんど出ずっぱりの役たちは、大変だろうな、と。

  • 満足度★★★★★

    無題1677(15-366)
    19:30の回(雨/曇)。

    18:46受付(整理券あり)、19:00開場、今夜も右へ。ハの字に並んだ机(6つ)、柱横には椅子がひとつ、上手に本棚「モモ」「ローワン」シリーズ、フローリング床。

    19:36開演~21:11終演。

    2011年の本作(@「劇」小)から5作目、前作(2013/8@王子)からでも2年超、久しぶりです。

    会場が違う、セットも違う、役者さんも違う(与古田さんのみ同じ)ので始まって若干の違和感を感じてしまいましたが気が付けばお話に引き込まれていました。DVDで2011年のものをちょっと観てみてもだいぶ印象が違います。

    みなさん、表情、目線が張りつめ、意見(人生観)の違いによる衝突は大きな音を立てているのではないかと思うほど。ふと、争いが途切れる時、聴こえてくるのは、校庭で遊んでいるのか、子供たちの声。

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