馬鹿ずきんちゃん 公演情報 馬鹿ずきんちゃん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    馬鹿すきんちゃん
    脚本家の期待に応えようとみなさん一生懸命に演技する姿はすばらしいですね。アドリブによる演技はさすが役者という感じ。同じ場面が少しずつ変化し、どんどん早くなっていくのは観ていてすごいなあって感じ。

  • 満足度★★

    ニャロメ!
     ローマ法王とロシア正教総主教が歴史的会談を遂げたばかりだが、西方教会のカソリックで主に言われる7つの大罪(高慢、物欲、妬み、憤怒、貪食、色欲、怠惰)の話が出てくるかと思えば、馬鹿ずきんちゃんが馬鹿であることは果たして罪であるか否か?

    ネタバレBOX

     がある種の宗教裁判(道徳裁判)に掛けられる。登場人物たちのうちで、それぞれの大罪を具体化する役割が振られたりしているのに、本来ならメインストリームとなるそれらの関係や寓意が、何ら関係のないギャグや下らないオチでめちゃめちゃにされる為、演劇効果はまるでない。かといってそれをキチンと狙っているというより、無理やり時間を引き延ばしてアドリブで流してみたりする。オープニングこそ、満席の客席の間を態々10名近い役者が横切って、鐘や太鼓、笛にタンバリン、蛇皮線にギター等々を奏でながら登場する。上手い人もそうでない人も交じっているので、演劇発祥の要素であるカーニバルの怪しさのような雰囲気が出て、これは! と期待したのだが、その後が悪い。神様役が、魂の生まれ変わりに対して次の役を振ってゆくのだが、これが事務的な為、直ぐ飽きてしまう。こんなことを長いこと演るものだから興が覚めてしまうのだ。この後は推して知るべし。演劇という意味では評価1にも値しない。だが、馬鹿に対する意気を買って星は2つ。

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