満足度★★★
鑑賞日2015/12/10 (木)
大女優・岸田今日子さんのお父君、個性派俳優・岸田森さんのご親族、そして文学座の創設者でもある、脚本家・岸田國士(くにお)さんの戯曲、渋谷の街で観て来ました。
(後はネタバレboxにて)
満足度★★★★
繊細な時間
こじんまりした空間。ヴィオラの生演奏。短い物語の中でそれぞれの時代と人物を繊細に描き出していく演出が印象に残った。
『ぶらんこ』の、いかにも日常的な朝の風景を過ごす夫婦が夢の記憶を共有している雰囲気と、『恋愛恐怖病』に登場する女の自意識と恋慕にゆれる様子が印象に残った。
もっと鮮やかに。
自身も去年岸田作品には関わらせてもらった故か、色々と細かく見ていた気がする。シンプルな芝居を目指しているように思えた。掛け合いや所作が楽しく見れたところ、音楽の導入で情景が鮮明さを増し、面白い空間ではあった。しかし妙に淡々とやりすぎな印象でした。音に感情がこもっている人や言葉と、そうでないような音。初日だったからか、もっと鮮やかに見えたのではないか。
あとMCはもう少しゆっくり話した方が良いかな。ジュースとかのサービスは凄いなぁと思いました。オレンジジュースありがとうございます。