「ウミダ短編演劇集『こりない』/『スモーキン・スモーキン・スモーキン』 公演情報 「ウミダ短編演劇集『こりない』/『スモーキン・スモーキン・スモーキン』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    ぐだぐだが心地良いから不思議


    ぐだぐだである。

    これは、海田さんの夢の中か?




    誠実なのか、不真面目なのか?




    「現実」と「虚構」のボーダーラインが簡単に引けず、

    もやもや、もやもや、

    でも、そのもやもや、ぐだぐだが心地良いから不思議。




    個人的に好きなホンは、「やらない」。

    海田さんが、ダメ過ぎて、好きになってしまう恐ろしいホン。

    「かみ」ちゃんは、好きなのかしら?と。

    何回生き返らしても、現世でまた、間違いを繰り返して死んでくる男。

    天上では、改心するけど戻ると忘れてしまうと言い訳。

    そんな事、繰り返して、いい加減にしてほしいと「くち」では言う。

    でも、好きなんだ。

    何だか、可愛い気持ちを観た。

    実生活でも、きっと、海田さんはこんなマジックを使ってると

    一人納得。(感想には個人差があります)







    ぞわぞわとしたのが越智優介さんの「ふれない」

    これは、いくつもの事柄がリンクして、重なり、ねじれ、そして

    最後にハジケル。

    じわじわと、不気味さを感じた台詞回し。










    そして、今公演の俳優陣の力は恐ろしく良い。

    人が人を呼ぶと、こうなるのかと。




    拝見した事のある方が前園あかりさんだけだったのだが、

    他の方のパワーも凄い。

    山崎丸光さん、上手い・・。

    もなみのりこさんも、素敵だった。




    こうした短編集は色んな俳優さんを拝見できる事も良い企画だと思う。







    少し、残念だったのが舞台の軋みの音が、かなり、気になってしまった。

    元々劇場ではないスペースではある事を差し引いても、

    芝居自体は面白いだけに勿体ない。

  • 満足度★★★★

    ちょっとクドイ
    脚本書けなくてごめんなさいネタがちょっとクドイ。良いなと思う作品もあり前回の様な惨劇は免れたものの好きな役者が出てなければ次は…前園あかりの『ナイゲン』観たいと山崎丸光の天龍の引退試合見たいは笑えた。

    ネタバレBOX

    『きっかけ』は、海田脚本の中では、それなりに楽しめた。『いつかばったり』は、広田ワールドそのままでアマヤドリのテイストに近く脚本に引っ張られている感じ。『スモーキン・スモーキン・スモーキン』は、前半の疾走感ある感じが良かったが終盤に失速したのが残念。
  • 満足度★★★★

    こりない
    海田主宰による前説からそのまま始まる表題作は分割されて他の各編の合間に演じられるスタイルにして「またやりゃーがった!」(笑)
    前回賛否両論だった「だいなし」を「スモーキン…」の「おまけ」で巧く昇華させたと感心したのは何だったのか?(笑)
    がしかし、そう何度も使えるワザではないという観客の油断をつき、少しカタチを変えてまた演る確信犯的な手口、ヤるなぁ(笑)。いっそこのまま毎回演って、ある程度たまったら番外公演でシリーズ一挙上演を…(爆)
    他の4編は海田作品と出演者を含む他者作品が半々、バラエティに富んでいたが、とっちらかった感もアリ。
    個人的には「やらない」「ふれない」の2作が特に好きかな。
    なお、うち1編を「こりない」の劇中劇のようにしたアイデアも〇。

  • 満足度★★★★

    スモーキン・スモーキン・スモーキン
    表題作である1編目は冒頭から大見得を切る感覚がカッコイイ…のだがその反動で後半に失速感が漂うのが惜しい。 が、「そうだよね、やっぱり」なオチは好み。
    2編目「理不尽な財布」は二人芝居の前半と三人芝居の後半で分割された感、無きにしも非ずであるが引野早津希嬢の好演に免じて片目をつぶろう(爆)。
    続く3編目「のんびりさん」、4編目「いつかばったり」はMCR櫻井さんのブラックな部分、アマヤドリ広田さんの詩的な部分、とそれぞれの個性丸出しでニヤリ。
    ラストの「おまけ」も前回公演「だいなし」の発展形的で愉快。

  • 満足度★★★★

    カッコイイ!
    『スモーキンスモーキンスモーキン』
    小気味良いリズムとパンチの利いたBeet。
    今どき感を前面に、今っぽいネと言えばそうかもしれないが、
    言葉と身体を駆使し全身で紡ぐ物語展開。
    役者の息遣いが伝わる狭小空間のメリットだろうか?
    しかし反面、音響の悪さが残念。バランスもあるだろうが、
    音楽に台詞がつぶされ伝わらないところも…ちょっともったいなかった。
    『いつかばったり』
    これが一番良かった。まさにそうだねと共感するその気持ち。
    女優陣4人の交差する展開にも魅入られた。

    短編それぞれ脚本が違ったせいか、
    ブッフェ的にいろいろな味が楽しめて良かった。

  • 満足度★★★

    開演時間は守ってました
    結構楽しめはしたけど・・・短編のオチが今ひとつだったかな~って思えた85分ほどの作品群

    ネタバレBOX

    主宰海田眞佑(ウミダシンユウ)氏が脚本できない為に団員から吊るし上げをくらうという「こりない」短編シリーズの団員さん達の怒りが結構私怨入ってるかなぁと感じました(^^;)
    「やらせて」のダメ男が女性に懇願する立場が立ち位置的に面白く、オチの薄明のとこでまた同じことを繰り返したってのが判るワンシーンの演出は良かったけど・・・眠気も生じてしまったコトもあり全体としては、今ひとつだったかなぁと<色物オチと思わせて・・・・実は輪廻転生の”人生をもう一度”と懇願する話=神様は女性事務職風(^^;)>

    あだち○の名作漫画「タッチ」(^^;)の主要メンバーによるドロドロ人間関係→サスペンスホラーオチはやり切ってて好みであったが、時間軸の切り外しはチトいただけなかったなぁと。
  • 満足度★★★

    カッコいい?
    短編集と言いながらもメインは1話目の『スモーキンスモーキンスモーキン』
    他は本当に短編です。

    動きの激しい朗読劇とでも言いましょうか…

    私、情景を演者に説明させるような台詞回しは嫌いなのです。

    役者の生きた台詞部分に聴覚は使いたいので、出来る事なら照明などで間接的に現せてほしい。

    『〇〇は〇〇するのであった!』なんて台詞で言われても寒々しいだけ。

    叫べば伝わると思っているような台詞も役者の技量によっては『五月蠅いだけ』になりがちです。

    色々残念な点はあるものの主宰のウミダ氏自体まだまだ若そうだしまだ2本目だし今後に期待します。

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