消失 公演情報 消失」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-10件 / 10件中
  • 消失
    11年前の作品をオリジナルキャストでというのがやはり凄い。
    演出家と役者がわかりあえてるから安心して観れる。
    八嶋さんがナイロンのメンバーのようにとけ込んでた。
    みんな凄いんだけど、うまくいえないけどKERAさんが演出した松永玲子さんが好き。KERA演出にこたえる松永玲子さんが好き。

  • 満足度★★★★

    外国作品のような日本作品
    最初っから劇役名が気になってしまって、あまり深入りできず休憩へ。
    休憩後はいろいろと休憩前の伏せんが紐解かれていくけど、そんなに複雑な感じもせずエンディングへ。

    このお話は11年ぶりの再演と言う事なので、当時観ていたらかなり印象違っていたと思う。

    多分、この11年間に他の劇団や舞台で似たような話を観ていたので、本家の新鮮味が薄れてしまい、個人的にこんな印象になっているんだと思います。

    でも、オリジナルキャストで観られたことは、とても幸運だったと思う。

  • 満足度★★★★★

    演技巧者の舞台は
    安心して作品に身を委ねられる。演出家の思いを見事に立ち上がらせる劇団員。緻密な舞台は信頼関係の成せるワザ。可笑しなことほど真面目にやるという鉄則を再認識した。八嶋智人さんの怒号にズシンと撃ち抜かれた。客席に、観られた感謝と、賞賛が満ちていた。

  • 満足度★★★★★

    ラストシーンにまたもや凌駕される
    初演も観ていますが、今回のほうが混沌がなくすっきりと物語が歩んでいく印象がありました。

    とはいっても、ラストシーンの印象は強烈、物語をより明確に受け取ることができた分、強く鋭く時間の喪失感に突き刺されたような気がします。

    ネタバレBOX

    そのラストシーンの、この世からいなくなった人々が去ったあとの影の鮮やかさと残された人々の表情がしっかりとそこまでに語られた物語の重さや軽さで焼きつくことに、知っているはずなのに初演時同様息を呑みました。

  • 満足度★★★★★

    期待を裏切らないクオリティ
    チケット価格の割に内容を伴わないのや、レベルが高くないのが多い昨今ですが、コレはハイレベルでコスパが良いですね。人物相関図、時代背景、伏線が絶妙な上、俳優がバッチリで三時間という長さを感じさせませんでした。

  • 満足度★★★★

    キャストが同じの再演は贅沢
    10年前の初演は物語に浸って涙したが、今回は現実が物語に余りに近くて…我がこととして冷静に観ることに。前半はゲラゲラ笑い、後半は遠い過去と未来に思いを馳せた。空想は逃避かもしれない。でも人が生きるには思い出や希望がなければ。

    ネタバレBOX

    やっぱり「変な奴が威張ってるし」というセリフがすごく好き。
  • 満足度★★★★★

    面白い
    他の方が書いてることとほぼ同じ。

    更に10年後に再演が観たい。

  • 満足度★★★★★

    やはり破格の劇団だ!!!
    噂には聞いていた、「消失」、高浜原発再稼働が色濃くなった日に、ようやく観ました。

    今年の数々の政府与党の暴挙に、新聞のコラムで、異を唱えていたケラさん。

    いろいろな思いから、11年ぶりの再演に踏み切られたのでしょう。

    あまりにも、示唆的で、何度か落涙しそうになりました。

    後ろの席の女性が、閉幕後、ずっと号泣していて、連れの男性が困惑していましたが、私には、彼女の気持ちが推量できました。きっと、心に深く突き刺さったのでしょう。

    久しぶりに観たナイロンの役者さん達は、皆さん、役者としての貫禄がついて、やはりこの劇団は不動だと、感嘆してしまいました。

    相変わらず、外のセットの使い方も、絶妙。

    イブの日だと言うのに、客席は、補助席まで、満席でした。

    同じような、舞台設定だけれど、「ひょうたん島」とはえらい違い。

    ネタバレBOX

    大倉さん、いつから、こんなに悲哀に満ちた男を好演される役者さんになられたのかと、まずビックリ。

    哀愁と愛嬌を併せ持ったみのすけさん。三宅さんは、朝ドラでお忙しいだろうに、よくぞ、こんなハードな舞台を熟せるものだと、ただただ脱帽。

    松永さんと、犬山さんは、女性の魅力の多面性を遺憾なく発揮。

    八嶋さんも、劇団員と同じ空気を出して、違和感なし。

    テロや、戦争、愚かな国策による、事実上の棄民政策…。それらが、ケラさん独自の手法で、おもしろおかしく、デフォルメされて描かれるのに、どれも、現実性を帯びてドキッとすることだらけです。

    アトムが死んだ息子の身代わりとして誕生した頃は絵空事だった、ロボットの子供も、今の世の中では、既に具現化され始めてているし…。

    ケラさんの手法に馴染んで来たせいか、ストーリー展開は、早い段階で予想がつきましたが、それでも、随所で、衝撃的な感想を持ちました。

    夫を見棄てた当事者であるジャックに、頭を下げて、謝られたネハムキンが、「謝られたら許すしかないか」とため息まじりに呟くのは、過去を反省せずに、棄民政策に突き進む、現政府へのケラさんの皮肉めいた問題提議に聞こえました。

    天皇陛下も、この芝居を観たら、号泣されるかもしれません。
  • 満足度★★★★★

    示唆に富む、ケラ流の笑い
    同一キャストでの11年ぶりの再演。なぜ今、この演目をケラさんがやるのか。示唆に富む舞台となった。
    出演者の年齢設定も年相応に上げてある。40過ぎでの結婚話も何だか、リアリティがあって笑える。戦争が終わった直後という場面も古さを感じない。初演時よりも、現実感があるのが怖い。
    大倉孝二、犬山イヌコらのナイロンの役者たちも、何だか迫力があるのは現実感を台本から感じているからではないのか。客演だがナイロンのメンバーみたいな八嶋智人の立ち回りも息がぴったり。

    もう、これは「近未来」の話ではない。この舞台からはいろんな怖さが提示される。ケラ流の笑いに流されながら、悪夢を見てみるのも
    「消失」の楽しみ方だと思う。

    ネタバレBOX

    初めて見る人は、まさかロボットだったとは、と驚天動地。これも現実に近づいています。
  • 満足度★★★★

    近未来
    初演も観ていて、懐かしさもあり、新たに感じることもあり。また10年後くらいにオリジナルキャストで再演をしていただきたい。

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