家族カタログ 公演情報 家族カタログ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    ありのまま!
    体裁ではない”家族”が表現。
    ”サザエさん”のように皆が仲良くなんていかない、でも最後の所で繋がっているのが”家族”なのだろう。

    ネタバレBOX

    話の矛先が変わる場面がありましたが、いささかオーバーでしたね。
    確かに話がズレルことは多々ありますが・・・。
  • 家族って・・・
    見に行こうかと思っていたちょうどその時期「リアル・家族カタログ?」勃発。色々ありますが家族だから仕方ない、家族だからなんとかしなくちゃ・・・な気分で見に行くこととなりました。この先もお互い(舞台の家族のみなさんもうちも)どうなることやらですが、前向きに考えようと思ったことでした。小さな劇場で舞台とは近いのですが、L時型の客席なので、演者の方が完全に背を向ける形になると表情が全然分からなくなるのはつらいところです。え?背中で演技してるはず?

  • 満足度★★★★

    面白かったです。
    姉妹の(激しい)会話のやりとりは迫力が有り、引き込まれました。
    それと(おとなしい?)男性陣との対比が何とも言えず良かったです。

  • 満足度★★★★★

    家族のことを考えました
    しっかりとした描写、ストーリー とてもわかりやすくそして繊細にまとまっていました。
    とてもいい作品だったという印象です。役者さんもみなさんその役の心情がセリフ以外にも表情とかでとても伝わりました。
    家族ってあいまいで、でもきちんとつながっていて そんな感じかなとあらためて思いました。
    次回も期待しています

  • 満足度★★★

    初めて見た劇団だったけど
    うん、とても真面目な作品。筋がシリアスという意味ではなく、役者さんの演技が本当に真面目に(上手に)作品を仕上げているんだなあ、と感じ入ったという意味です。
    小劇場、低いテーブル、家族もの、といった定番的シチュエーションでしたが90分強の公演は飽きもこずしっかり楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    良作だった。
    22日の夜公演を鑑賞。
    老舗の醤油店を営むとある家族の物語。
    話の主軸である三女を筆頭に役者陣の細やかな演技が秀逸。
    長台詞の表現も迫力があり豊かでよかった。
    脚本上、三女以外の兄弟(長男長女次女)の心情描写が薄いような気もしたが演じる役者陣のキャラクターでカバーされていた。
    長男の嫁の愛らしさ、次女の元彼の不器用な優しさもよかった。
    シリアスな部分あり、ホッコリする部分ありで全体的にとても楽しめた。


  • 満足度★★★★

    再演ということで
    間違いなく面白い芝居でした。

    ネタバレBOX

    ラスト、みんなでレシートのロールを見ているところ(昔のフィルムを見ているような)で終わりで良かったのではと思いました。その後の部分は蛇足かと。
    三女の最初がきつすぎて、その後とのギャップがありすぎかと。もう少し末娘の可愛らしさ、わがままな部分があっていいかと。
    もう少し笑いが欲しかったかなと思いました。ただ、コミカルになりすぎるとつくりものっぽくなりすぎるし難しいですね。兄弟のなかで攻められる人が変わっていく部分が、そのどちらも中途半端になっていたかと
    どうしてもこういう内容だと、私の中ではONEOR8のゼブラと比較してしまうので厳しくなってしまいます。
    が、面白い芝居であったことは間違いないです。
  • 満足度★★★★★

    無題1661(15-350)
    19:30の回(曇)。

    18:30受付(整理券あり)、18:33開場、いつものように右へ。和室、畳、座卓、座布団、隅に椅子、出入口が2ケ所。盛況で最前列席の前に数席増設。

    19:34前説(滝本さん、90分)、19:36開演、雷雨~21:11終演。

    「春の遭難者(2014/2@劇)」に光藤さんが客演するので観に来たのが始まりで、1年後にTOKYOハンバーグとの合同企画が実現するとは思いもしませんでした。初日、そのTOKYOハンバーグの皆さんも客席に。

    吉岡さんは「ファニー・ガール(2013/10@星の」「ツヤマジケン(2014/7@王子)」、「3.14」の公演。

    男1+女3=長男と3姉妹。その妻や夫や元恋人と一人だけ視点を異にする住職の娘。

    家族と家族になった者との、過去があっての「今」。大きくなったらたくさんのことを学び経験を重ね「大人」になるはずだったのに、なぜ、ただの「大きな人」にしかなれなかったのでしょうか...。

    うんざりし、あきれ返り、憤り、言い返すことの繰り返しが、ふとした風の流れで少しずつ解きほぐれてゆく様子がしみじみと描かれていました。

    近くにいればいるほど、より強い力で反発しあい、もはや引き合うことができなくなるまで遠ざかってしまう。そんなこじれた関係でさえ、きっと何万光年もの先からの微かな一筋の光であっても、その視線に込められた想いはちゃんと届くのでしょう。

  • 満足度★★★★

    公開ゲネを拝見
     男と女の恋愛感情の引きずり方を中心に、フレーバーとしてチェーホフの「三人姉妹」を振り掛けた作品。

    ネタバレBOX

     然し、今作で描かれた姉妹は、明日もしっかり生きてゆけそうな点でチェーホフ作品と異なる。
     次女と11年間付き合い、末の妹の彼だった男に彼女を奪われた男は、現在は末の妹と仲良くしている。が、ことある毎に姉を慕い夢想にふけっている。一方、末の妹は、次女に自らの彼氏を奪われた為、総てを失ったと感じて家を出ていたのだ。中心は、この2人の角遂である。長女は子供の頃から恋多き女で男そのものを手玉に取るのが楽しいようだ。何れにせよ、別れたら女は基本的に忘れる。男は引きずる。女が忘れない場合は、男そのもののことではなくて一時、その男に夢中になっていた自分の生きた意味についてだろう。そういう意味で面白い作品であった。
  • 満足度★★★★★

    家族って・・・
    家族のつながりって普段意識されないことが多いが、この劇を観て改めて考えてみる良い機会になると思う。

  • 満足度★★★★★

    ゲネプロ拝見
    「雨降って地固まる」という諺があったが、この公演は”台風が来て血固まる”ような家族再生の物語。もっとも固まるのは結束というか、その思いやりという目に見えない”気持”。家族だから知っている、しかし案外知らないことも多い。そして時として鬱陶しくなる存在をしっかり感じさせる。
    BLET’S得意の会話劇が、楽園という小空間を濃密に満たしている。それは観客(自分)の心にも面白いという満足感を与えてくれた。

    ネタバレBOX

    梗概は、向井醤油専門店(家族)の濃口ならぬ恋愚痴の話…始まりは三女・友布子(如月皐サン)が付き合っていた男が二女・友美(永島広美サン)と結婚し、その当時、家族内でしっかり話し合わなかった結果、三女が家を飛び出した。その憎悪ある三女が法事で帰ってきたことから騒動が起こる。家族という内に現れた台風は激しい爪痕を残し、一過した後は…。

    上演後に書いたアンケートを見ると、この2~3年の公演はほとんど観ている。脚本・滝本祥生 女史に作品の良し悪しを聞いても、多分どの作品も思い入れはある、と答えるのではないだろうか。脚本を書くことは子を産むと同じようなもので、大変なことだと思っている。子にもそれぞれ特長があるように、作品にも...。
    本公演は、家族という内側の世界を描いており、現実的に考えれば、特異な出来事(事件)を展開するのは難しい。その意味でありそうな話を愛憎表現で牽引しているため、スリリングさは感じられない。また暴露話の応酬に終始しそうになるが、家族ともなれば内輪の思い出や出来事が頻繁に出て来るのは当たり前かもしれない。ここが他人との会話の違うところだろう。

    全体は予定調和のような気もするが、二女が三女に向かって「将来、私の前に現われないで!」という本音が怖い。そこには姉妹を超えた、人間(女)としての感情が顕になっている。この公演は演出・演技で見せる”常識や理性で律しきれない思考や感情”表現が素晴らしい。

    さて、作品(子)は、他人(観客の自分)から観ると、「春の遭難者」のような社会性が垣間見えるのが好みである。例えばこの作品でも、不景気にも関わらず商売が成り立つ老舗...世間の目、悪い噂のような、家族外との関係、影響はどうであったのか気になる(視点が散漫になる危惧はあるが)。

    次回公演を楽しみにしております。

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