満足度★★★★
針とアヘン
約1時間45分。めっちゃ良かった…!!80年代を生きるケベックの俳優と、マイルス・デイビス、ジャン・コクトーという天才たちの愛と苦悩と傷心、そして創作。人の心の大きさは国や宇宙と同じ。そんなスケールを体感。高品質!
回転するキューブ型の装置とプロジェクション・マッピングの技術、そして俳優の演技のコンビネーションが見事です。練度が高く、洗練されていて、上品で、それでいて人懐っこい。心の内側と地球の外側を旅して、そのシンクロニシティを感じられる幸せな演劇体験でした。
満足度★★★★★
空間と映像の魔術師!
映像と空間を使った演出が見事。
概念を変革することがアヴァンギャルドだとしたら、これはアヴァンギャルドではない。アヴゃンギャルド的な手法を総合的にひとつの技術としてまとめるあげる手腕が凄いのだ。
そして、できあがった作品の完成度に驚く。
だから、演出家の資質としえては(この作品を観る限りでは)、正統的な(正攻法の)演出家といえる。にも拘わらず、極めて斬新で、彼にしか至れない独創的な世界に至っている。
個人的には観客としての満足度より、表現者として得るもの(勉強になるもの)がたくさんあった。
とにかく上手い!空間と映像の魔術師!