もっとも迷惑な客死 公演情報 もっとも迷惑な客死」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★

    今時ハードボイルド!
    えっとですね。内容は、まあ良いのですよ。
    ハードボイルドなんですよ。今時スパイ映画って。
    ハッハッ、スパイ大作戦や007好きの私にとってはもうたまらないってことですよ。

    ネタバレBOX

    内容はともかく、ですけど。
  • 満足度★★★★

    スパイ映画みたいな……
    某国ホテルで繰り広げられる、レトロなスパイ映画のような印象の舞台。

    ストーリーの大半はそのホテルの2つの部屋で進んでいくのだけれど、時間や場所の異なる会話を重ねたり、過去の場面をはさんだりする構成が上野さんらしい気がした。

    哀愁を感じさせるベテラン。裏切り者を突き止めるために取引をする男。取引に応じて家族の情報を持ち出す女。脅されて協力している女。美貌の新人諜報員。一見クールな野心家。情報屋。情報屋の恋人。ホテルマン。それぞれある意味典型的な造詣に、ピタリとハマッてみせるキャスト陣も素敵だった。

    チケットに記されたホテルの名前と部屋番号と同じようなこだわりが随所に感じられて、舞台をより楽しいものにしていた。

  • 満足度★★★

    ちょっと物足りなかった
    「そして彼女はいなくなった」張りのミステリーを期待していたのですが少々肩透かしな感じではありました。
    クラシカルなスパイものとしては面白かったです。
    演出、音楽が特に格好良かった。
    伏線を確認しながらもう一回観たかったです。

  • 満足度★★★★★

    天才
    上野さんは恋愛ものを見事に描き、ラブコメだってイケる。『なんだよぉ、サスペンスはあかんなぁ。ネタ明かしし過ぎだろ…。』と途中で思わせておいて、ひっくり返してひっくり返してひっくり返しちゃう。ゴメンナサイ。参りました。脱帽。天才だ。

    ネタバレBOX

    小角まやさん…。おっ! えっ? うそっ⁈ きやーーーーーーーーーつ(≧∇≦)わーーーーーーーーっ\(//∇//)\ あっ、やっぱりねぇ。あちゃー。 でした。
  • 満足度★★★★

    おしゃれ過ぎたスパイもの
    時間軸の使い方、スタイリッシュなシーン連続等が、非常に映画的に感じましたし、役者も格好良いし綺麗だしで、観ていて退屈とは皆無の快作だと思いました。が、しかし・・・以下ネタバレ

    ネタバレBOX

    が、しかし全体的としては粗が多すぎるかなと。スパイものに限らず、ミスリードを利用するミステリー、騙しあいサスペンスはロジックが物を言うと思うのですが、弱いかな。まず、裏切り者に最初から彼女の事言ってればこんなことにならなかったのに思いますし、でも民間人の前では普通に言っちゃうんだと言う違和感がありますし、あの最後の黒幕も無理やり詰め込んだ帳尻合わせ感がありますしが。あと、他の方も言っておられましたが、あのホテルの仕組みは某映画そのままですし、あちらは問答無用のアクションでストーリー上の神的な役割で必要でしたが、こちらは取って付けた感が否めなかったです。
  • 満足度★★★★

    あり
    かっこよくて好きでした。

  • 満足度★★★★

    意外にも
    意外にも本格サスペンスで楽しめた。場転が多く暗転を多めに使わざるを得ないのと後半オチが読めてしまうのは致し方なしの部分がある。俳優陣、特にクロムのお二人のカッコイイ芝居が良かった。

    シリアスなシーンで笑ってる方が結構いて、一体何に笑ってるのかよく分からなかった。客席の一体感ないと入り込めないので辛いことがある。何が面白かったのかな?必要以上にシリアスにこだわった作りが滑稽だという事なのかも。

    ネタバレBOX

    トリック含めやや未完成な部分があるかと思う。
    時系列で整えると、犯行現場のホテルと調査部って直ぐ近くにないといけないし…
  • 満足度★★★

    サスペンスミステリー
    競泳水着の上野さんがスパイ物をやるとのことで、どんな感じになるのか楽しみにして観劇。
    全体としては、雰囲気、役者さん共に良くて面白かった。

    ただ何というか違和感はあった。

    人物設定が薄いというか謎解きの為の物語みたいな感じで登場人物に感情移入はしにくかった。

    展開としては、スパイ物で裏切り者は誰だ的な感じで進むので、謎解きモードで
    観劇すると予想しやすい結果だったのは残念。

    ただ他ではあまり観ないスタイリッシュな感じでスパイ物だったので
    、謎解きメインで観なければ役者さんも良かったし楽しめた。

    武子さんが特に印象に残る。
    (キレ者の設定なのに、意外と抜けてるのは設定としてはどうかな?とは思うけど、人間らくしてそれはそれで良かったかな。)

    また次回作も観てみたい。


  • 満足度★★

    失笑
    まだ上映してる映画から設定借りてくるのってどうなのよ。

  • 満足度★★★★

    ノックと足音
    良かったです。好みの作風でした。
    一番良かったのは、タイトルのようにノックと足音の演出。
    客室の入り口が見えない構造になっていたので、「誰が来たんだ!?」とドキリとし、
    登場までの間に鳴り響く足音に焦らされドキドキしっぱなしでした。

    他にも
    ・現在と回想シーンを切り分ける照明効果
    ・要所要所にかかるBGMの選曲
    のセンスが良いなぁと思いました。
    あと、黒電話の存在も効果的でした。


    気になったのは

    ・A国のスパイが判明してからの展開が冗長に感じました。
     特に情報屋が殺されるまでのくだり(再現シーン)は不要だと思う。想像で補える内容でした。

    ・Vはソファに座る際、はじめはハンカチを敷いていたのに、その後はその動作が無かった。
     人物が入れ替わった?なんて勘ぐっていたのですが何も無かった(^^;)

    ・仮想国家が舞台のためか、固有名詞が徹底的に排除されていたように感じたのですが、
     逆にそれで日本くささを感じてしまった。
     なぜかケネディだけ実名、ここは笑い所だったのかな(^^;)

    ネタバレBOX




    [memo]
    誰かが東側に情報を流している。

    ・「IV」は「V」の妻に夫の情報を提供させる
    ・「I」は大使館の女性に情報を提供させ、情報屋の持っている裏切り者のリストと交換するつもりだった
    ・「V」は「III」を見殺しにした組織に反発?東のスパイに
    ・情報屋は「V」に情報を売る。浮気に逆上した婚約者に殺される。
    ・大使館の女性が東側のスパイ「エレファント」
     ・「I」をキスで眠らせ、リストを奪い返す
     ・「V」を殺そうとするがホテルの支配人に殺される
  • 満足度★★★

    雰囲気はあるが
    競泳水着の上野さんとクロムの吉田さんが組んだユニットの初公演。上野さん脚本・演出で、実力派の役者さん達が揃い、とても雰囲気のある舞台を見せてくれました。スパイもので、暗めの照明、冷戦時代を感じさせる台詞、黒電話等等。ですが、何か物足りなさを感じてしまいました。時間軸を交差させる演出の上手さや、役者陣の技量の高さは感じたのですが、少し単調で先も読めてしまう感じで意外性もあまり感じませんでした。
    9月にみた競泳水着さんの2作品が大変良かったので、期待が大き過ぎたのかもしれませんが。

  • 満足度★★★

    予想外に妙な可笑しさ
    スパイ=サスペンス?ミステリー?と思いきや
    スパイさん達の世界をベースにした
    コメディではないかと、私には思われましたよ、ハイ。
    役者さんはいい人も居るし、なかなか面白い感じです。
    役者さんが熱い感じの演技が一層、結果の滑稽さがネ
    あいおい!とツッコミたくなる終盤の展開が予想外でした。
    (もっと複雑か意表をついた展開を期待してたんです・・・)
    謎解きとしてなら「NIce to~」の方が面白かったかな
    上野さんファンには必見でしょう、ホント好きに書いたんですね

  • 満足度★★★

    なぜ今、クラッシックなスパイモノを……
    競泳水着の上野友之さんと、クロムモリブデンの吉田電話さんの新ユニット。
    面白そうだなと、期待した。

    しかし……。

    ネタバレBOX

    スパイモノだということは、フライヤー等からもわかっていた。

    とても練られた上野友之さんらしいストーリーで、吉田電話さんを含め、役者の皆さんもなかなかの上手い人揃いだ。

    しかし、今なぜこんな古めかしいスパイモノをやるのか、その意図がわからない。
    スタイリッシュな演出と演技で、ストーリーを楽しむということなのだろうが、ストーリー重視のためか登場人物に深みがなく、いい役者を揃えたにもかかわらず、それが活かされていないのが残念。

    どこかの、特定しない西側の国のスパイたちの話らしいのだが、時代設定が現在ではなく、東西冷戦時ぐらいにしていることは、“東側”という台詞や(今や東側はロシア1国と言っていいから)、「写真とネガ」という台詞からもうかがえる。

    そういうスパイの時代を舞台にして冒頭からかなりスタイリッシュな演出で滑り出しは良かった。
    その前の前説的な吉田電話さんの雰囲気もとてもいい。

    しかし、どうも“人”が見えてこない。
    最初は諜報員4が主人公かと思っていたが、どうやらそうでもなく、“スパイたち”の群像劇的なものだとわかってくる。

    ところが、彼らの人物が浮かび上がってこない。台詞による関係の説明ぐらいしか。
    人事調査部の男とその妻との関係などは、短い台詞の中からきちん見えてきそうなものなのに、男が気持ちを単に台詞で簡単に言ってしまう程度なのだ。

    登場人物たちが、ストーリーを進めるためだけの駒にしか見えてこないのだ。
    だから、シリアスで、スタイリッシュなのが、薄っぺらく見えてしまった。

    役者さんたちの雰囲気は抜群に良いのだから、もったいないと思う。
    短い台詞ややり取りで、それぞれの関係や立場がもっと深さを増すことは十分にできたのではないか。
    そうなれば、ストーリーももっと面白く感じたのではないだろうか。

    ストーリーは練られていたと書いたが、実はそれほど意外感はない。
    裏切り者が誰かということで言えば、登場するスパイは4人。
    1は一番怪しいという舞台上の設定なので、裏切り者ではないだろう。新人は時期的に合わない。
    そうなるとスパイ4と人事調査部の男になるのだが、“一番意外性がある”というセオリーから考えると、裏切り者は人事調査の男しか考えられなく、果たしてそうだった。

    次にエレファントは誰か、という点については、一番普通な展開の、大使館の女であった。
    1がエレファントで、失った部下(生きていると後でわかるのだが)との関係で裏切り者であるが、実はダブルスパイだったのだ、なんていう、もう一捻りがなかったのが少し残念である。

    ラストに、ホテルのオーナーが登場するのも、いかにもどんでん返し的で、なんだかなーの印象しかない(一体どこから撃ったんだよ、は別にして。・笑)。

    結局、人物の造形が薄いので、誰が裏切り者であってもエレファントであっても、どうにでも理由が付けられるな、という感じなのだ。

    まあ、ストーリー展開とスタイリッシュな演出と役者を楽しめばいいのだが、やはり、「なぜこんな古めかしいスパイモノをテーマとした作品なのか」の意図がイマイチわからない。
    あえてクラッシックな雰囲気のスパイモノにしたのならば、その雰囲気を楽しめるような台詞や登場人物たちにしてほしかったと思う。007のような非現実的な、いかにも「スパイです」というようなぐらいの。

    あるいは、そんなことに想いを巡らすことのないぐらいに展開や演出が疾走してくれれば、それだけで楽しめたのだが。

    例えば、終盤から観客の興味は、“どう上手くこの芝居を終わらせるのか”ということへの一点にのみになっているので、ラストをうまく終わらせるなど。

    後は、スタイリッシュなシーンのつなぎや演出があるのだから、それを活かせるような気の効いた台詞がほしいところだ。ジェームズ・ポンドや電撃フリントみたいな感じのね。

    情報屋が殺される再現シーンは蛇足だった。
    それを見せるならば、そこに何か伏線などがほしいところだ。
    もう誰が犯人なのかわかっているのだから、わざわざ見せる必要はなかったと思う。

    途中ホテルの説明をするときに、「ケネディ」の名前出て、観客の1人が思わず吹き出してしまったが、まさに「ケネディ」はないよな、と思った。
    リアリティのないスパイモノのストーリーに中途半端なエピソードを付け加えてしまうことで、さらにリアリティに欠けてしまった。

    その人はその後も要所要所で笑っていたが、ひょっとしたらそういう見方が正しいのではないか、と思えてきた。
    すなわち、古めかしいスパイモノをシリアスに演じて見せることの面白さ、おかしさが本来のテーマなのではないかとも思えてしまうぐらいの中途半端さだ。

    気になったシーンが1つある。
    ホテルのオーナーが部屋を去るときに、部屋にいる全員が彼に対して深々と頭を下げるのだ。腰を折って。
    「え?」と思った。てっきり“どこか明らかにしない西側の国”の登場人物たちだと思っていたからだ。
    それって、「日本人」の仕草ですよね。
    欧米人がそんな挨拶しないですからね。
    ということは、日本のスパイ??

    先ほど、ケネディで思わず吹き出してしまった方ではないが、全員がきれいに揃って頭を下げている姿がおかしくって、笑いを堪えるのに苦労した。

    舞台の後で、ホテルのオーナーが一言付け加えるのだが、これがまた“いかにも”な感じで、これは笑っていいものだった。
    冒頭でスパイ4が、いい感じでオープニングを務めるのだから、ここも彼が閉めたほうがすっきりしたと思うのだが。


    ………遊び心、なのかな。
  • 満足度★★★★★

    面白い!
    クロムモリブデンはともかく、劇団競泳水着の上野さん脚本・演出で「スパイもの」ってどんな作品だろう?と思いましたが、面白かったです。90分、目を離す隙もない程あっという間でした。パズルのような時間の繋げ方はさすがですね。

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