満足度★★★★
範宙遊泳『幼女Xの人生で一番楽しい数時間』
範宙遊泳「幼女Xの人生で一番楽しい数時間」、予想はしたが、以前とまるで違う作風。「幼女X」、まさに「台詞を置く」の視覚化。タイの影絵人形劇を洗練させたような手法は、自在なカメラワークで場面を複合化。「楽しい時間」、トキントキンでよく分からず、、、自信ある凄みは確か。
満足度★★★★★
演出、面白い!
■【幼女X】プロジェクション、テキストに役者を絡めた演出は漫画の様でもあり、影絵芝居の様でもあって純粋に楽しめた。役者の動きが特徴的で面白い。一方で、話が"人間の闇"に急激に転じるのが怖くもあった。しかも普通に人の中に潜んでいそうな闇というのが…。
■【楽しい時間】予備知識なかったので、正直言って、最初何やってるか全然分かんなかったんです。ところが終盤になってやっと意味が通じて、そこまで堰き止められていたその悲しさと重さがドバッと流れて迫ってきた印象で、ショック大きかった。「落差」がすごくてね・・・。ま、私の察しが悪かったと言えばそれまでだけど、もしかしてそういう「落差」を作るために、ああいう"分かりにくさ"があるのかなとも思った。一種の手法なのだろうか・・・。