第十七捕虜収容所 公演情報 第十七捕虜収容所」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
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  • 満足度★★★★★

    濃厚な内容でした・・・・
    で予想通りに女性が一人も出てこない男くさい芝居でした(^^;)

    ビートたけしとかB・ウィリスとかの収容所映画を彷彿させていただけましたわ

    2時間15分の長丁場ではありましたが、
    まったく目が離せない舞台であり。

    時代的に喫煙が日常的に行われていた設定にあわせて、
    舞台上でも喫煙シーンが多かったのですが、
    ちゃんと医療用喘息治療用擬似煙草を使用してくれてもいて評価高いですよ!

    ネタバレBOX

    舞台セット前面に鉄条網の絡まったフェンスがあって、
    これが開演と同時に(開演時間も厳守=Goodでありますな(^^)跳ね上げられ、
    終演後には再び降ろされて。この話は収容所内の限定された話なのですよと表現されてるのが凄かったであります。
  • 満足度★★★★★

    緊迫感あり
    誰がスパイかと一挙手一投足見逃さないように必死で観ていました。

    ネタバレBOX

    ドイツ軍の捕虜収容所に収容されているアメリカ兵の情報が漏れている疑いが濃厚になり、スパイを探し出す話。

    しかし、そういう原作なのでしょうが、最初に疑わしいと思われた人物は犯人ではないといった鉄則に則っていて、しかも誰がスパイかすぐに分かってしまったのは拍子抜けでした。物を逆さに置くということが情報有りの通知方法だったようですが、その不自然さに誰かが気づいても良さそうに思えます。

    ただ、敵を欺くにはまず味方からと言いますが、それ故に何も知らない味方にあっさり射殺されて終わるラストシーンは皮肉で残忍でした。

    ジュネーブの人権委員会から捕虜の待遇状態を調査に来ていたのは素晴らしいことでした。ただ、この調査員と収容所の所長が同じ俳優さんだったことは、人権を守る側と抑圧する側を際立たせるという意味で重要なのかもしれませんが、特徴的な顔や声が同じでは如何にも省エネとしか思えませんでした。その点、足の悪い捕虜と看守の二役は見事でした。
  • 満足度★★★★★

    見る価値あり!
    戯曲についてはすでに古典と言ってもいい傑作なので、私がつべこべいうことはないが、その素晴らしい脚本をこの日本でその魅力を損なわずに見せてくれた。(以下ネタバレ)

    ネタバレBOX

    映画「大脱走」ではドイツ軍かく乱の戦略として脱走を綿密に計画していたが、それにこりたのかどうかは知らないが、この捕虜収容所には将校がいない。(将校の収容所は別というセリフがあった)そんな指揮官不在の一般人だけの集団の迷走・暴走状態がとてもよく描かれていて、サスペンスを盛り上げていた。有能な指揮者・指導者がいないと集団は恐ろしいことになるな~
  • 満足度★★★★★

    これは面白い!
    収容所の一室の舞台セット、汚れた窓ガラス、くたびれたアメリカ軍兵士たち、ピカピカのドイツ軍の将校たち・・・・私は推理小説を読み解くように、彼らの一言一句、一挙手一投足を見逃すまいとスパイ探しを始めました。
    そして、どんどん彼らの世界に引き込まれます。
    くったくのなさにあるくったく、プライドとプライドのぶつかり合い、極限の中の希望、信頼と猜疑・・・・ハラハラ、ドキドキでした。
    戦争の残酷さもあらためて思いました。

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