満足度★★★★★
深く考えさせられた
ある意味でタイムリーな作品でしたので、色々と考えさせられました。
いつか家族に、そして自分に訪れる「介護」というモノを改めて考えさせられる良い機会でした。実際に職に就いていた方が実体験をベースとして書いた作品というということで、多少誇張はあるでしょうが、とても過酷な仕事内容に見え、介護という職そのものに深く考えさせられました。
物語としては、笑いも交えながら面白く楽しい作品でした。シリーズ全4作品の最後ということでしたが、他の回の再演、若しくは総集編的なものを見てみたいです。
満足度★★★★
お見事!
このシリーズ観るのは初めてでしたが、評判通りの素晴らしい作品でした。笑い溢れる人情劇なのですが、深刻な問題提起も含んでいて、大いに考えさせられます。50を過ぎると介護の話は本当に他人事ではないですね。
満足度★★★★★
再演...やはり素晴らしい。
公演は特別養護老人ホーム「紀陽の里」で、そこで働く人々と利用者および家族の方々の心温まる内容である。「ギンノキヲク」シリーズは全四作あり、すべてを観させていただいた。それぞれの公演は一話完結になっているので、どの公演からでも楽しめる。
本「ギンノキヲク FINAL」は、昨年も池袋演劇祭参加作品として観劇し、その素晴らしさに感激したことを思い出す。昨年は別の観点で観ていたが、本年は純粋にその優秀賞作(再演)を楽しんだ。
満足度★★★★★
何度観ても!
1年前に観た時と自分の感じかたに変化がないかが楽しみでした。
読み返しながら、このコメント書いてますが、池田ヘルパーの”身内はきつい”という言葉がぐさりと刺さったまま頭から離れません。。
最近の事件に2か月で老人ホームのベランダから3名落下して死亡なんていうニュースを聞くと、誰を信じていいやら・・・どう見ても事件性を感じます。
そしてやっぱり可能な限り面倒を看たい気になります。ただし深刻にならずに適当に!介護の世界を知るいい作品です。
満足度★★★★★
身近な問題
人気シリーズであるのが分かる、納得の作品でした。実体験に基づいている脚本は重く切実な介護の問題を捉えており、通常なら暗くなりがちな舞台を所々にちりばめられている笑いで救っている。舞台中で、笑っていなければやっていられないというような台詞があったが、この公演に最も合う台詞なのかもしれない。まずは何と言ってもこの脚本に魅せられた。
役者さんは、非常に多くの方が出られていて、公演前パンフで覚えきれるか心配したが、杞憂に終わった。登場人物の設定も分かりやすい、一人一人がキャラ立ちしていたのも役者さんの熱演があってだと思う。(少し多すぎた気も致しますが。)
また、やや後ろの席だった事もあり、老人役の方は実際は若い人もいるだろうなと思って観ていたが、観劇後に再度パンフを見てほとんどの方が若い方と知り、良い意味で驚かされた。
FINALの再演でしたが、出来ればその前の3作品の再演も観てみたいと思いました。
満足度★★★★★
人に優しくって難しい
ラビット番長の人気作品のFINAL,昨年の池袋演劇祭優秀賞受賞作品の再演,さすがに完成度の高い作品である。昨年度の初演も観ており,その際にも思いを巡らせたが,また観劇して新たにいろいろと考えさせられてしまう。明るくふるまう現場の中で職員さんは肉体的にも気持ち的にも大変なんだろうし,真面目に向き合えば向き合うほど自分を追いつめてしまうのだろう。もちろん,自分はただの傍観者でしかないのだが(今のところ),昨今の介護施設やホームでの事件などに接すると,ただ単純に憤りをおぼえてしまう。とはいえ,自分が常に優しくいられるかというと,絶対に無理。とにかく,介護であろうとなかろうと,人に優しくしてい続けることって難しい。でも,そうありたいと思ってしまう,そんな感情を抱かせてくれる素晴らしい作品である。これは,やはり多くの人におススメしたいなぁ。
満足度★★★★
介護の現状に投げかける渾身の一作
ラビット番長は介護番長?
ご本人の実話をもとにして書かれてるという今作品。
介護シリーズは4つあるらしく 今作品は4つ目のファイナルとのこと。
しかも4つ全ての作品が 賞をもらってるらしいです。
ちなみに 介護センターの登場人物は 作り手である井保三兎さんが働いていた職員さんの名前を使われてるそう。
↑当日パンフのこれだけ読んでも 楽しそうで胸が高鳴る♪
その上コリッチ常連さんお2人のお勧めとあって(観たい参照のこと)期待値は更に上がる♪♪
満足度★★★★★
少子高齢化先進国として・・
福祉の現場を扱った舞台が多い昨今、特養モノを観たのは初めて。
介護事業に携わり、肉親の介護もまた経験した井保氏作・演出による生の声がズシンと響く舞台。
全体を通して明るく朗らかに飽きさせぬ演出で楽しめます。