満足度★★★★
向こう側の客席が見えるけど「独り」。その説得力!
小栗さんの作品が観てみたくて、
前情報は、ほぼこりっちの記載事項のみで観に行きました。
手前と奥の挟み舞台で、
休憩なし、約2時間。
かけ離れた設定を通して、
私たちと同じような「当たり前の生活」を描くのが面白く、
俯瞰で観ていたつもりでしたがいつのまにか入り込んでしまいました。
(役者さん達がその設定を
行動のなかに自然に取り入れてたので、
違和感がなかった)
観劇前、
スタッフからの諸注意が、ラジオの音で聞こえづらかったです。
満足度★★★★
日常の有り難さ/約115分
我々の周りに当たり前にある、普段は気にも留めない日常の風景。
そんな“当たり前”が消えつつある荒んだ未来に我々のよく知る日常の風景が垣間見えた時、そのありふれた光景があんなにも輝かしく、まばゆく感じられるとは!
普段はなんとも思わない“この世界”への愛惜が募ってくる、痛切だけれど素晴らしい物語でした。
時々入る、生を謳い上げるような生演奏&生歌が感動に輪をかける。
未来世界を縛る、“今この世界”にはない“約束事”が少々分かりづらいのがちょっぴり残念。