満足度★★★★★
愛知県文化振興事業団 ・地点『茨姫』
地点「茨姫」、やはり地点は観た直後には整理しきれない…。話自体は割とスタンダード。夢でランダムに繋がっては切れる光景に、SNS的なものが(三浦さんも書いてるけど)。同じくツイッターを連想させる、平塚直隆さんの「豆」を連想。演出ではっきり見える構造。空間が芸文小とは思えなかった…
地点「茨姫」、開演前スタッフがステージ周囲を取り囲むように規則的に立っている風景が、妙に美しかった。終演後事業団の方に言ったら「維新派みたいな感じ、ですかねえ」と言われて納得。あのまま開演するかと、ちょっと期待してしまった(笑)
満足度★★★★★
この公演でしか出会えない不思議空間
「中に入ると一瞬目がくらむかもしれませんが…」と言う入場の前置きが象徴する斬新な「舞台美術」が非現実感たっぷりの精神世界を表現し、三浦基演出特有の「発語」が誘う心地よい混乱がそれに大変マッチする ・・・ この公演でしか出会えない不思議空間を楽しみました。戯曲にどれだけ忠実だったかは分かりませんが(また読んでみるつもりではいますが)、今回事前にビデオで観れた過去のAAF戯曲賞公演でも、演出優位の公演は数多くありましたし、観る側からするとあまり問題ではないかな。結局、それが自分に合うかだけですね。理解できるとは言いませんが、私、三浦基演出好きなのでOK。