満足度★★★★
すごい迫力・・・
ナルシストの作品は、毎回すごい迫力がある。山崎は、妻も子どももいる中卒の機動隊長だ。しかし、その妻は学生運動家のリーダーで警察側のスパイを企むのだ。
なりゆきで、子どもまで作るが、最後には国会まえで夫婦決闘の場面になる。妻は、なぐり殺され、あとにはかつとしという名の少年が残る。勝利に何の意味があるか。
だいたい同じようなメンバーで、つか作品が多いが非常に完成度が高いと思われる。政治的にとくに偏向しているわけでもない。つか作品の魅力にこだわっている。
蒲田行進曲にも、兄弟子の女をあてがわれ、苦悩する男が出てくる。これと、テーマは似ている。なんだか、物悲しいが、共感する内容に惹かれるようだ。