新宿コントレックスVol.14 公演情報 新宿コントレックスVol.14」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    アガリスク三昧
    全部面白かった。短編からショートショートまで。全て満足。
    個別の感想は「ネタバレBOX」で

    ネタバレBOX

    『お父さんをください』
    元は鹿島ゆきこが演じていた娘役を沈ゆうこが。どちらも味があるのだが、今作はライブで観た沈ゆうこが程よく幼く可愛くエロい感じて良かった。『ナイゲン』でのブレザーも良いが今作のセーラー服も似合う。序盤の鋭いツッコミからアガリスク得意の立場の入れ替わりが絶妙

    『LiePhone4s』
    初見の際に受けた鮮やかな伏線回収の衝撃をそのままに、グッと分かりやすさが増した。鹿島ゆきこ演じるアキが全てに気づいていく中で何度もバッタリと倒れこむシーンが兎に角好き。沈ゆうこの長ゼリフ決めての小さくガッツポーズに思わず拍手。

    『P3/4』
    初演を観て感じた謎がある意味解けて、ある意味深まった。演出と偶然の間に巧妙に笑いを配したラスト。五六回は演ってもらわないと謎が解けないのではないだろうか。塩原俊之が観せる、本格バイオレンスなのに笑えるという例のシーンは今作も爆笑した。

    『エクストリームシチュエーションコメディ・ペア(劇王号)』
    トリは勿論これ!淺越岳人と塩原俊之は4作連続で相当疲れを見せていたが、ラストはコレしかない。アガリスクを代表する作品。デキという意味では、劇王参加時にの際に及ばないが、やっぱり面白い。女性版の再演も是非

    『アボカド』『火星木星土星』『グローバリゼーション』
    幕間をキッチリ埋める小作品。良かった。もう確信犯的なツクリでオチに運んでいく技巧が素晴らしい。いずれも最後の最後にそれヤるかというのが好き。特に『火星木星土星』のオチは刺さって爆笑してしまった。
  • 満足度★★★★

    単独ライブ満喫
    開演前MCから終演後の告知まで全てアガリスク一色の単独ライブ、濃密で疾走感に満ちたひとときでした。
    「複数団体によるコントイベント」が「単独ライブ」になった経緯を知るとイベントの今後が若干気がかりになってくるのですが、それでもとにかく楽しかったです。
    個別の感想は以下に↓

    ネタバレBOX

    『お父さんをください』:Vol.13のジョナサンズVer.も面白かったが、SF風味を維持したまま結末をすぱっと決める本家のほうがやはり好き。邪悪な兄のインパクトが以前動画で観た過去公演より格段に増していて吃驚した。時空の裂け目の効果音に昨夏の『時をかける稽古場』を思い出して懐かしくなる。蛇足だが個人的に沈さんのセーラー服姿は断然アリだと思う。「逆に」じゃなくストレートにアリだと思う。

    『LiePhone4s』:笑いどころてんこ盛りの展開は好みなのだが、どうしても「父よ何で最初〝バイト先の店長〟と話した時点で声が恋人と一緒だと気づかない?!」という思いが拭い切れず。あと至近距離で見ると店長(本物)の奇行が動画よりずっと怖く感じられることを発見。

    『P3/4』:LiePhoneとエクストリームに挟まれるとどうしても印象が薄くなってしまうか。初見時に「お金あるなら誰かが『もうひとつ買ってくる』って言い出すのが自然なんじゃないだろうか」と思ったのだが、前回・今回と続けて一緒に観劇した友人は「3つともひとつのお皿に出して4人でつついたらよかったんじゃないかな?」と提案。その発想はなかった……! あの4人だとそれでも揉めそうではあるけれど。

    『エクストリームシチュエーションコメディ・ペア(淺越・塩原組)』:ここでも顔を覗かせる邪悪な兄。今回のコントレックスは邪悪な兄(の、キャラクター)に支配されていたと言えるかも知れない。
    『エクストリーム~』はアガリスク初体験の思い出深い作品。かれこれ5回ぐらい観ているはずだが、何度観ても飽きない。もともと「笑いどころをこれでもかとばかりに詰め込んだテンポの良い漫才」と「細部まで凝りに凝ってオチも綺麗にキメるコント」が大好物なので、そのふたつのいいとこ取りをしたかのような本作は自分にとって理想形である。

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