満足度★★
「breackfast,kani」を観劇
1ドリンク付きで上演中も場内飲食自由(開演までステージ上でお酒、おつまみも販売されています)、携帯もONのままでOK、
というかなり自由な舞台でした。
入場時にはシャンプーの試供品をいただきました。
各回2席のVIPシートが客席ど真ん中にドドン!と設置。
コンシェルジュ付きで今まで観てきたVIP席の中では一番良さそうでした。
とてもパワフルで勢いのある作品ですね。
圧倒されました。
満足度★★★
【世界征服ナイト】若手男優軍団をフィーチャーした新機軸。ギャグは大味も勢いに持っていかれた/約95分
並行上演されている『breakfast,kani』を「身の削り方が足りない」と評したが、こちら『世界征服ナイト』では育子さん、体を張って笑いを取りにいっていて、その女優魂に感服!
といっても出番は少なく、本作はあくまでも若手男優7人をメインに据えた汗臭い男のドラマ。
むろん、育子さん作・演出ゆえコメディ指数はかなり高いが、男優たちが体を張って奮闘する劇ゆえに、テンション頼みの大味な笑いが目立ち、正直、私には笑えないシーンも多々。
それでも、若い男優たちが応援団さながらのハイテンションで力強く演じ、歌い、踊り、戦う姿にはそれだけで吸引力があり、最後まで退屈はしませんでした。
もちろん、藤田記子さんは男優たちに負けじとばかりに本作でも体張りまくり!
満足度★★★
【breakfast,kani】もっと捨て身で/約90分
『ジャンキー・ジャンク・ヌードット』や『愛欲の乱』に比べ、大人しい印象は否めなかった。
まずもってこれは、身の削り方が足りないせい。藤田さんだけは捨て身だったが、従来通り一座を挙げてハッチャケないと藤田さんばかりが浮いてしまう。
これに絡めてさらに言うなら、役と演じ手が重なって見えるようなドキュメンタリー性も薄く、これも一座に“すべてをさらそう!”との捨て身の姿勢が欠けているせいだろう。
加えて、妖しさが弱いのも物足りなく思われた一因か? 『愛欲の乱』も女性だけの公演だったが、皆さん、女を振り切る一方で女らしさを振りまいてもいて、濃艶な色香が感じられたのに…。
本作も、女所帯という強みをもっともっと生かさなければ勿体ない。
とは言いつつも、バラエティーショー仕立ての連作コント集としては充分な出来映えだったし、MINAKOさんの独唱は“さすがプロ…”と聞き惚れるほど素晴らしく、それなりに満足のいく90分ではありました。