満足度★
演劇サークルの延長線上の公演
31日21時に高円寺の古着屋を開場に上演された「泣かないで、毒きのこちゃん」を観てきた。これは、個人的に気になっている役者・小山まりあが出演するからである。
出演は、小山のほか、廣塚金魚、伊與田成美、小鹿めめこ(劇団森)の総勢4人。
話は、母親が亡くなり経営していた古着屋を受け継いだ引きこもり女子高生に、店での対応を教えようとする隣家の定食屋の娘と女子高生の同級生によるドタバタレッスンと、母親の店を受け継いだ引きこもり女子の心の叫びで幕を下ろす45分ほどの舞台。配られたキャスト表には出演者の名前しかなくて、どの役が誰なのか小山以外わからないという不親切さにまずは閉口。お金をとって見せるからには、最低限のチラシは用意したいもの。どうやら大学の演劇サークルの延長線上にあるような団体とみた。
既にtwitterで昨日この舞台に対する不満を二点挙げた。一つはセリフを喋っていない役者の動きが雑であること。もう一つは、せっかく引きこもり女子が絶叫系のセリフ回しで心の内を語り涙ものの素晴らしい結末が迎えられると思ったら、ラップでその緊張感を壊した詰めの甘さというか乱暴さ。これらは演出・脚本の問題だろうね。
せっかく期待して出かけた夜遅くの公演であったが、結果として後味がすっきりしない物となった。
出演者だけでなく、その団体や演目をよく吟味して行く必要があると反省した。
満足度★★★★★
鳥皮ささみ、おそろしい子(笑)
強烈なキャラ合戦に始まり、思わぬ方向に展開して迎えるラストは「ガンバレ、負けるな!」だったりもして。
まさしく「イマの鳥皮ささみをまざまざと」見せていただいた感じ。
ラスト2曲の使い方も巧いんだよなぁ、アッパレ!
(文中敬称略ご容赦)