期待度♪♪♪♪♪
中国やらインドやらペルシャやらアラブがかかわって複雑です
文芸員A「ファンタジーに定評のある『劇団わたあめ工場』が今回、テーマとするのはアリババです」
文芸員B「あぁ。中国最大のネット通販会社ですね。ニューヨーク証券取引所へ上場した際は、時価総額がFacebookと肩を並べる規模の25兆円まで膨れ上がった ことが ビジネス界の話題となりました。ちなみにSoftBank社長の孫正義氏は 株式を多数 保有して おります。つまり、日本側から してみれば、彼の長者番付のランクを 不動の ものとする新規上場だった のです」
文芸員A「…お前、誰なんだよっ!」
文芸員B「インドの宗教家です」
文芸員A「うるせえ!『◯イババ』ではなく、『アリババ』だ!正式名称は、千夜一夜物語の寓話のひとつ、『アリババと40人の盗賊』です。ペルシャ(現 イラン)の少年が主人公なんだけど、日本に とっても馴染み深い寓話だよ」
文芸員B「ひょっとして『ひらけゴマ』の呪文?洞窟の内に金貨や銀貨が ザックザックあって、その宝をめぐり、少年と盗賊が対決するんだったけ」
文芸員A「そう。だけど、お前、千夜一夜物語とか 読むタチじゃないだろ!」
文芸員B「『劇団わたあめ工場』が 舞台化するにあたり、いまいちど文庫本を大人買いして みたんですよ、近所の本屋で…」
文芸員A「いいけど、なんで大量に購入する必要が あったんだ!一冊だけで 十分だろ!!!」
文芸員B「それで、せっかくアラブの夢のある寓話ですから、『ひらけ、ページ』『ひらけ、ページ』って呪文を念じたんですが、とうとう、開かずじまい でした」
文芸員A「もう、勝手にしやがれ!!!」