満足度★★★★
来たり人たち=よそ者たち
今回の芝居の予備知識は、「舞台が愛知県の尾張地方、造園業者の一家の跡取り問題を巡って展開する物語」いうことだけ。
台本を見ているわけではないので、聞き逃しからくる誤解があるかもしれません。個人的な解釈が的外れになることだってありうると思います。
満足度★★★
淡々と、ドキュメンタリーのような。
こんなジャンルがあったのか!?
というのが率直な感想。
「自転車泥棒」「鉄道員」のような往年の伊の映画作品のような佇まいでした。
パントマイム?要らないなと思いました。指先の動きに目が行き過ぎ、芝居を邪魔してる以外に何の効果があるのでしょうか?無いものを在るがごとく演じるのは役者の基本であり、システム演技の基本であり、何もそこだけ誇張する必要はないです。
代々のそこに住む人たちのコミュニティに外から〝来た人=来たり人″が抱えるジレンマがテーマなのでしょうか…?
それよりは、後妻親子が先妻の子たちとどう向き合うか?といった風情です。
連れ子が跡取り候補に加えられないのは何故??
わが子の怪我は一緒にいた先妻の子のせい?
この辺りのやりとりは少々無理強いの感がありました。
日常生活の中での差異とか、もっとそちらを淡々と描き切って欲しかったなと思いました。
冒頭に、後妻であるという説明もないし…。
芝居の流れとしては、冒頭に書いた通り、ひとつの方法論としては期待が持てる要素は充分にあります。
惜しいなと思います。
満足度★★★★
“真摯な心”と“リサーチ”が「○!」
“Toshizoプロデュース”初観劇。
「舞台セットや小道具がほとんどなく、“パントマイム”で表現される」と謳っているとおりで、序盤は“パントマイム”に気が行ってしまい、物語が入ってきにくい感じだったが、それも徐々に慣れてくると独特の舞台感が心地よくなり、物語に惹きこまれた。
造園屋を舞台としたヒューマン・ドラマの本作、面白かった。