銀幕心中 公演情報 銀幕心中」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

    映画好きの集まり!
    前半のお通夜の場面での会話に部分が早口すぎるのが気になったものの、
    後半、女優が登場してからはとても興味深く観られました。
    役者陣の後半の演技はとてもリアルで良かったです。

    ネタバレBOX

    死んだ監督成仏する前の幽霊で登場します。
    現実では叶いませんでしたが、映画の中で心中しました。
  • 満足度★★★★

    暗いはずの設定が
    少ない登場人物ながらも、昭和の香りを漂わせる人々がそれぞれに絡み合いながら、駆け引きもありつつのストーリー、楽しかったです!

  • 満足度★★★★★

    丁寧な制作
    映画でいえば、長回しの名場面を観ているような感じである。通夜らしく鯨幕、葬具に棺おけが置かれている。その場にいる5人と...。
    その表現はカットバックではなく、幽魂が生前の姿となって現れる。
    その抱腹絶倒の果てにおとずれる感動場面は印象的である。

    ネタバレBOX

    死してまだ芸術...映画制作への拘りがある。原因不明(自殺か)で死去した映画監督、その制作途中の作品をどう完成させるか。その思惑が渦巻く通夜の席に集まっているのが、会社幹部(プロデューサー)、男優、撮影カメラマン、脚本家(監督の弟子)、女優の5名である。そして監督との思い出、関わりを話し出す。女優が登場(葬礼)するまでは、監督代行を誰にするか、その思惑をコミカルに描く。

    女優(主宰 秋葉舞滝子さん)が現れた場面からは、監督と男女の道行を情感たっぷりに観せる。この役者陣の臨場感あふれる演技力が素晴らしく、すぐに芝居に惹きつけられた。序盤はコメディ風に観せることで掴み、そのまま銀幕の世界が広がるような展開は観客の気を逸らさない。

    この監督代行が決まり...その途端に故監督が現れ(会葬者全員に見える)作品についてあれこれ言う。せっかく決まりかけていた撮影の目処が、尊大な監督の振る舞いで白紙に戻りそうになる。以降も監督の横暴な振る舞いに右往左往する。にもかかわらず、ラストが近づくにつれ、その場に居る人々は難題に立ち向かう映画人の顔つきになり、崇高にさえ見えてくる。

    この芝居が”映画シーン”のように思えるのは、魔術にかけられ素晴らしい夢を見ているからだろうか。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    良くできていると思いました。
    スラップスティックコメディとありましたが、決してスラップスティックではないと思います。(いい意味で)
    テーマを表現するという姿勢にブレが無いし、ドタバタ喜劇のような本末転倒(わざとやるというのがドタバタの本質ですが…)が皆無です。
    人生の替り目、正直な生き様への賛歌は十分に伝わりました。
    早い台詞回しも不快感はなく受け止められました。

    難を云えば…小劇場ではなく、もう少し大きな空間(300~400)位のとこでやられたらもっと作品の良さが伝わるのに…と思います。

    脚本の練り方にも同様の事が言えます。

    なんとか大きな空間に挑戦して欲しいと思います。

    ネタバレBOX

    がなりが多い関係からか、主演者(脚本家役)の声が割れて聴こえました。
    もっとも元々の声質がハスキーなのでしょうが、聴こえ方に少々不快さを感じました。
    大きなお世話でしょうが
    がなるというスタンスから脱して、緊迫感を伝えられる発声・台詞回しを取得されることを期待します。
    テクニックの問題なので、決して困難ではないです。
  • 満足度★★★

    おれと一緒に死んでくれぬか
    の、ひとことに、しびれました(笑)。
    いつもながら、質の高い演技に脱帽です。
    演劇を越えて、心地よいリゾート空間に居るような、そんな錯覚さえ覚えた公演でした。

    ネタバレBOX

    ただひとつ。Producerと技師長が吸うたばこの煙がきつかったです。役柄とはいえちょっとやりすぎかと。
  • 満足度★★★★★

    なるほど。
    冒頭、速いテンポの台詞回しに戸惑いつつも、馴染んでくるとこの作品にちょうどよく。

    「端正な作品作りで定評のある」という言葉の通りでした。


    偏屈な男の愛らしさといいますか、好みな作品でした。

    ネタバレBOX

    中盤の、後任監督はもしかして?
    と巨匠たちの名前を挙げていくところは笑いました。
    黒澤監督を若造扱いするなんて、演ってて気持ちよかったのでは(笑)

    ずっと、下手に設置されてた映写機が気になってたんですが、
    ラストで動いてくれて嬉しかったというか。

    「水無月心中」、叶うなら観てみたいもんですね。
  • 満足度★★★★★

    見事!
    長台詞&早口でまるで落語をみているような、でもきちんと聞き取れる1時間40分の芝居。
    細かい演出で笑えて泣けるいいレトロ感あふれていて、いい劇団さんです。
    フィルムで「水無月心中」をぜひ見てみたい。

  • 満足度★★★★★

    流石
    この劇団の質の高さは並大抵のものではない。主演女優を務め、演出も手掛ける秋葉舞滝子さんの能力の高さは無論のこと、今更言う迄もあるまいが、横田雄紀さんのシナリオの素晴らしさと相俟って存在感と技量のある役者陣の活躍で観る者を唸らせる。(追記今回は早くも再々演のお願い)

    ネタバレBOX

    早くももう一度観ておきたい舞台なのだが、残念乍らライフワークの集まりで伺えない。東京再々演を早くも望む次第である。
  • 満足度★★★★

    お見事!
    昭和30年代の雰囲気がプンプンと漂ってきますね。高密度で端正な芝居に引きずり込まれてしまいました。

  • 満足度★★★★

    とても丁寧に創られた舞台
    “SPIRAL MOON”初観劇。

    開演直後、早口での台詞回しにちょっとビックリしたが、
    馴染んでくると、そのテンポ感がなかなか心地よくなってきたのである。

    “笑い”の入れ込み方もよく、ちょっと“ブラック”だったりと・・・。
    “抱腹絶倒”とまではいかないものの、センスの良さは光った。

    感動的な後半でのテンポ感は、前半・中盤のそれとは違い、
    場面に合った、効果的なテンポ感を感じたのである。

    とても丁寧に創られた舞台でした。

  • 満足度★★★★

    再演するのも納得の面白さでありました(^^)
    なんとなく”弾丸MAMAER”さんの「喪服の時間」を思い出しました・・・・

    舞台セットが何か豪勢に思えたですが、
    ユニークで強烈な個性の持ち主たちの集う
    通夜の席での出来事が面白かった1時間45分ほど。

    台詞の応酬がリズミカルで楽しめた♪

    ただねぇ・・・喫煙シーンがありまして・・・・
    医薬品に変更を希望したいなぁって思ったさ
    (星数の減少理由がコレであります)

    ネタバレBOX

    豪勢な理由は舞台下手に配置された巨大映写機のせいです
    う~ん使ってくれてたし存在感が良かったであります

    タバコは結構配慮して舞台後方で吸ってました
    時代が戦後近くであり喫煙シーンの挿入については問題ないんだが・・・
    (もっと多くても納得の時代ですよね)
    煙草の副流煙は吸いたくないし、臭いが嫌いなんですよ・・・。
  • 満足度★★★★★

    魅了
    今、自分は昭和時代の古都・鎌倉にいるかのような臨場感に魅了させられました。

    ネタバレBOX

    セリフの一つ一つに重みがあり、心に響きました。映画監督の死、という重たい話になりがちな中で、ところところでコメディがちりばめられており、最後まで集中力が持続しました。一気に古都の舞台に吸い込まれ、気が付いていたら終了していた感じです。昭和30年代にいる臨場感の中に浸りながら、主演女優の心の動き、映画監督の想い、に心動かされました。
  • 満足度★★★★★

    初見
    まさに熱演!畳み掛けるような早口の台詞の応酬。その合間に散りばめた笑いが絶妙。ま、初日ゆえの小さなミスも少しだけあったが、グイグイと引き込むエネルギーは半端じゃない。

  • 満足度★★★★★

    本当にありそうな感じの人間模様。
    初見です。とはいえ前に映像で拝見していて、かなり練り込んでくる劇団さんなので、期待たっぷりで見に伺いました。結果、スッキリしていて(無駄なところがなくて)、かつ味わい深く(見せ所たっぷり)大満足でした。
    実際あの時代、どこかであんな言い争いあったかもなーと錯覚するほどすっかり世界に入り込んでいました。

    ネタバレBOX

    あの荒唐無稽な脚本がああつながるとは。メタファーと言い切ることが大事。ラストはそれまでのドタバタぶりが嘘のような、印象的な美しいシーンでした。

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