シュレディンガーの猫たち 公演情報 シュレディンガーの猫たち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    なぜこの8人なのか
    展開からSFかなと思わせながら、中盤明らかになる事実。そんな状態になったら、そんな事があるかもねと思ってしまう。なぜこの8人だった理由をもう少し描いてもよかったなとか、消えるのちょっと呆気なさすぎ感もあったが、面白かった。

  • 満足度★★★

    思考実験?
    箱の中にいるのはいいけれど、
    シュレディンガーの意図する”皮肉”をどこかにいれてほしかった!

    ネタバレBOX

    8人死ぬか8人生きるかでないですしょうか。8人が同一人物というのはいかにも後付っぽく苦しいなあ!
    放射性物質のラジウムは?放射線を検出する装置(ガイガーカウンター)と青酸ガス発生装置?観測者は?
    それぞれ何にかに例えるものがあると解り易いのではないでしょうか。
  • 無題1474(15-122)
    13:30の回(晴、暑)。

    13:00受付(指定席)、開場。BGMはThe Eagles。

    逆コの字で奥から客席に向かって傾斜、壁にはいろいろな「物」。斜めになった柱が視界を歪め幾何学的。その間にテーブル(燭台)。

    「シュレディンガーの猫」は自然科学の本を読んでいると時々出てきます。簡単に言うと「重なり」「パラドックス」「たくさんの可能性」のようです。

    有栖川さん「PARADE~終演の詩(2014/5@pit)」「存ぜぬ快楽(2011/3@ザムザ)」、南さんはひょっとして身体の風景(2014/5@d-倉庫)?

    13:20/13:31前説(アナウンス)、13:32開演~14:57終演。

    発想と構成はとても面白いのですが、突然「密室」に移動したのに普通の感覚で過ごしている...というのが「?」でした。「CUBE」くらいの緊張感があればなぁ~と思いました。

    ネタバレBOX

    推理小説では「密室もの」になるでしょうし、SFでは「パラレルワールド」と設定自体に新味はありませんが、役者さんの魅力でなかなかのものに仕上がっていたと思います。

    ただ、なぜそうなっているのか、仕掛け/黒幕/真犯人、の「解」を示さなければ本当の衝撃は得られないのではないかと思いながらも、結局何もわからない、という終わり方もいいかなと、終わってしばらくしてから思うようになりました。

    ただ、いずれにしても凍りつくような恐怖、圧倒的ななにかの力、一切のコミュニケーションを排除したものの存在、それらと無力な人との対比があれば。
  • 満足度★★★★★

    期待以上
    始まった瞬間に、好みの舞台と確信。
    パラレルワールドのストーリーは珍しくないけど、
    テンポの良さと、キャストの女性陣のバランスが秀逸。

  • 満足度★★★★★

    個々の役者の個性が生きた秀作
    今日3日の午後、サンモールスタジオで上演中の激嬢ユニットバス第2回公演『シュレディンガーの猫たち』を観に行った。

    窓も鏡もない館に自覚無しに集められた葦原樹という漫画家・探検家・保育士・編集者・風俗嬢・大工・CA・主婦の8人の女性たち。8人相互では姿形は違うのだが、彼女たちは実は同じ葦原樹。人生で遭遇する選択肢によって派生した、それぞれの世界に生きてきた同一人物なのだった。
    望むものは手に入るが決して出られない館がハコと称されるもので、実は集められた8人は現実の世界では今意識のない瀕死の状態であり、8人に内1人だけが最後に残り生き返るという事を知り、8人はそれぞれ自分が最後の1人になろうとする。お互いがお互いの人生の隠された過去や悲しみ・喜び・悩みを暴きあう。そして、最後に残って生き返ることになるのは・・・・・

    まだ公演が残っているのでネタバレはやめておこう。
    この個々の人生が暴かれる過程で、それぞれの役に扮した役者たちの個性がうまい具合に発揮され、観客から笑いや涙を起こさせるこの劇団の素晴らしさは、第1回公演以上の出来栄えではなかろうか。今回特に演技的に関心したのは、有栖川ソワレの演技に対する凄みと、ラストシーンで本物の涙を流しての演技が光っていた関根麻帆。
    そのほか、うえのやまさおりも、1回公演同様に上手さが感じられた。
    脚本や演出も良いのだろうが、この劇団、役者同士の演技のバランス感覚も素晴らしいなぁ。
    この先も見続けていきたい劇団である。


  • 満足度★★★

    色んな猫達
    がいた。面白い演出で楽しめて観れました。

  • 満足度★★★

    肖像画
    面白い。85分。

    ネタバレBOX

    漫画家(有栖川ソワレ)…今回の件を漫画にしようと皆を消そうとするが、風俗嬢に母のことを言われ、消えた。
    保育士(今井和美)…いじめてたこと、子ができないことを悔やみ消えた。
    風俗嬢(今村美乃)…落下しそうな母を救うことで最初に分岐した。唯一、子を身篭り、現世へ戻った。
    CA(うえのやまさおり)…好きだった男に告白できず、外国人に暴行され殺された。風俗嬢の計らいで、穏やかに消えた。
    探検家(関根麻帆)…「箱」のことを調べ理解していた、最後の分岐者。
    編集者(傳田圭菜)…探検家に誘導され、皆の役に立とうと、消えることを推奨した。
    大工(日和佐美香)…工務店の社長と不倫していることを悔やみ消えた。
    主婦(南かおり)…「箱」のことを信じなかった分岐者。風俗嬢に想いを託し消えた。

    パラレルワールド的に分岐した人生を歩む、現世で瀕死の女性8人が「箱」にて顔を合わせる。悔やむことで生き返れると信じた8人だったが、悔やむことで苦痛の中死んでいく。最後の分岐者(箱を理解している)探検家と最初の分岐者である風俗嬢が二人残り、肖像画の女性が母であり、母から虐待されていた過去が明らかになる。母を見捨てた過去を思い出し、探検家は消えていく…。

    前半の現状把握的なとことか、面白味が薄いかなと。逆に、消えていくとこからはテンポ良くて、ガンガン消えていくなと。それでいて、背景も描き面白味が増してた。
    人生を悔やむってあんまりしたくないことだけど、8人(一応一人)は、悔やむことで過去と向き合い未来を生きることとなったということか。
    編集者とかCAの暗い現世話(特にCAの悲惨さと整形という自己否定的な行動)は、舞台にピリっとしたものを加えてくれてた。穏やかに消えたCAの魂に、安堵ともの悲しさを感じた。

    ラストの風俗嬢の戸惑いで〆るのも良かった。一度は「箱」の中でみんなで子を育てたいと思った風俗嬢が現世に戻り子を産み育てることは、消えていったみんなの魂を背負うということなのかなと思った。
  • 満足度★★★★

    ドキドキした
    テンポよく進んでいて、ドキドキさせてくれて、とてもよかった。

  • 満足度★★★★★

    面白かった!
    予約もせずに行ったのですが、なんとか通路席で観劇!

    話は面白くサスペンスタッチでドキドキ!

    観れて良かった!

    最後はホロリとさせられた~!!

    素敵な舞台でした!

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