ジェントルマンズキッチン 公演情報 ジェントルマンズキッチン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    『最後の1フィート』とリンクも
    客足が減って経営がピンチとなった下町の弁当屋が、目にしたチラシにすがるような気持ちで有名店を渡り歩いた男を呼んだが…という物語、若干類型的ではあるが、最大のピンチに伝説の男,(?)が「船長が船を見放してはイカン」と叱るところがやはりイイ。こういう時の年長者の言葉って、深いんだよね。
    さらに終盤には前月公演『最後の1フィート』の出演者がその時の役・設定のまま登場するというリンクまであって、このテのサービスって好きだなぁ。しかも、ちゃんと必然性のある出方なので『1フィート』を観ていなくても意味がわからないなんてことがないのが上手い。

  • 若手公演
    若手公演って新鮮でいいですよね^^ 前作のキャラクターも出てきたりで、このシリーズを観ているお客さんの喜ばせ方を知っているなと思いました。個人的に、キッチンものは気がひけるのですが、この作品は面白かったです。最後の落とし方、夢を見すぎないところにすごく好感が持てました。

  • 満足度★★★

    まさかのキャスティング
    若手公演ということで、結構パワフルな箇所があり、そして静かなところがあり、メリハリがよかったと思います。
    オープニングの演出が素晴らしい!迫力があって、一人でニヤニヤしてました。

    詳しい話はネタバレBOXに。。。

    ネタバレBOX

    まず本の話。
    設定がキッチン、というだけで面白いし、そこに色々な国籍の人が働いている・・・。ユニークな舞台設定でした。
    ただ、もっと外国人という設定を出してほしかったとも思ってしまいました。
    せっかくあんな風に色々な国の人がいるのだから、設定に、思いっきり主張が出てもよかったかな。。
    きっと、外国の人ならではの苦労や、魅力があったはず。

    オーダーメイドで母親の味を作るなら、彼らはきっと日本ではない、自分の母親の味を思い出したと思う。きっと色々な国の料理を思い浮かべたと思う。。。そう思い浮かべると話が広がり、とても面白い題材や設定だっただけに、ちょっと残念でした。

    様々な理由があるかもしれないけど、キャストの人数が多いために一人一人の個性が薄れてしまったのも気になった。あとちょっと!と思うキャラクターが多かった。
    でも、役者さんの台詞まわしは素晴らしかった!うん、本当に素晴らしく上手でした。

    役者さんの話。
    初めがちょっと早口で聞き取りづらい箇所が。
    しかしぴーちゃんがキラキラ光ってた。外人の役、全体的に上手過ぎでした。かなり研究したんだろうな。とてもとても好感がもてた。
    伸びると期待したのはけんごくんでした。

    照明の話。
    人数が多かったけど、ピンスポを上手く使って見る所を分かりやすくするのが上手かった。色のついた照明で、ワクワクした☆

    大道具の話。
    とても感心。多いキャスト、狭い空間を上手く見せていた。構造が、なかなか上手かったです。フライパンがおしゃれ♪




    ジェントルマンが出てきたとき、「これは・・・まさかのキャスティング・・・!」と心の中で叫んでしまった(笑)いい意味でとーっても裏切られました。
    あのバタバタした空気に漂う、ジェントルマンのマイペースな雰囲気、演技・・・。ミスマッチが、面白みを醸し出していました!
    それがこの舞台の、魅力なのだなと思います。
  • 満足度★★★

    注文したくなるお弁当屋さん
    この6番シードって劇団、とても細かいところが行き届いており、プロ!って感じがする。
    HPはしっかり作っているし、劇前にはそれぞれのキャストのコメントが出ているし、
    誰が何役をしているのか、顔写真を添えて丁寧に解説してくれる。
    終演時の口上も練習を重ねていそう。
    役者の名前が出ることが理由ってわけでもないだろうが、皆さんとても真剣にやっているのがわかる。

    って感じで、開演前からとても印象がいい。

    5月の「最後の1フィート」と比べると、
    所々もう一歩!という印象を受けたが、全体として、独創的でとにかくいい話だった。
    多国籍の従業員達は、それぞれ日本語が訛っているところまでリアルに演じており、一見の価値あり。

    ネタバレBOX

    前半はちょっと怒鳴りすぎて一本調子になりがちだと思う。
    中盤はなんとなくとろとろしすぎ。ちょっと眠くなったしあと一工夫欲しいところ。
    後半の、Pが辞めていこうとする所辺りからは引き込まれまくりだった。

    「最後の1フィート」から、役そのままに出演している方々を見て思わずにやりとさせられる。
    自然にでてきて違和感もなく、オーラすら感じてしまった。

    吉川役と田中役はもう少し伸びしろが感じられる。
    店長の夢を語る場面に個人的MVPを差し上げたい。
  • 満足度★★★

    好きな小屋です
    ウエストエンドはバンドの練習で音漏れがひどい劇場ですが(笑)、思い出もあり好きな劇場です。
    途中で入ってくるお客さんが一瞬役者?と思わせるあの空間は独特ですね…(笑)


    今回若手公演、とありましたが、いつも出ていらっしゃる役者さんも出ていましたから、全員ということではないんですね。
    ただ、中心を動かしているのは若い役者さんです。

    以前何度か観ているものより小公演といったイメージがありました。

    ネタバレBOX

    口論するシーンも多いので仕方がないのかもしれませんが、みなさん早口で聞き取れないところも多々有り。
    初めの方のシーンはこちらもまだ作品を理解していないので、もうちょっと見る側を考えて欲しいなあと少し思いました。

    若手のパワーはよいのですが、ちょっと押しが強いような気もします。

    途中途中出てくる役者さんが場の空気をさらりと変えていて、ああさすがだなあと(笑)
    安心感がありました。

    物語としては安定したいつもの6番シードさん。
    最後の巻き込み方はとても好きです。奇跡なんておきないんだといった現実的な部分も含めて。
    11月の本公演が楽しみです。
  • 満足度★★★★

    うん♪若手(?)がパワフル~!!
    もう明日、明後日の土日しかないけれど、
    時間がもしお有りの方は、是非ともこのアットホームなお弁当やさんに行ってみて♪きっと、おいしいお弁当が食べたくなる。かも?

    初日のほか、今日6/13にも観にいってきたけれど、外の暑さに負けなくらい「熱い」お芝居で、たしかに「青春キッチンコメディ」。どたばた感はあれど、それはそれでいい感じ。
    ストーリーは「笑い」も「ほろり」とさせるところもあり・・・いや、ホント青春だねぇ(笑)夢も希望もすっかり薄れた自分にはまぶしいくらいなお話。

    5、6、7月と3ヶ月連続公演の真ん中、いい具合にテンション高めてくれますねぇ。7月の公演も楽しみです♪

    だがしかし、嫌いな劇場ではないんだけど・・・この劇場はいつ来ても・・・上がうるさいねぇ(苦笑)

  • 満足度★★★★

    荒削りなところが最高!
    若手公演ということもあり、元気がありました。
    お弁当屋の台所が舞台なのですが、元気一杯にキッチンを暴れます。
    動くはずのない調理台がよ~く動いていました。
    演技は、少々乱暴でしたし、初日だからかセリフも噛みます。ぎこちなさもあります。
    でも、小劇を観に行って、辺に自信を持った役者による独特の芝居観を押し付けられるのは苦手なので、むしろこういった痛快な題材を程好く突っ込みどこがある芝居の方が好みです。
    小劇場にしては、広い舞台空間なのに、引ける場所は妙に貧乏臭い狭いところを設けていたり、若手なのに敢えて難しい調理の演目をやって案の定たどたどしかったりします。
    でも、そのチャレンジして、やりきっているところに拍手です。
    私としては、十分満足な芝居でした。

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