満足度★★★★
時間は流れている
手垢がついてしまった。
こんな言葉を使うのも気が引けるが、ほかにどうとも言いようがない。
つかこうへいの脚本は流石だし、役者も達者だ。
それでももう、新鮮みや衝撃は感じなかった。
ただそれは、受取手であるこちらの問題なのだろう。
熱く激しくこの作品を受取った人も絶対いるはずだ。
そういう作品だ。
これからもずっと、上演されて行くのだろう。
そういう作品だ。
満足度★★★★
AKTのメンバーがたくさん出ていて満足!
前週のロマンスに続いての観劇。ロマンスは見慣れているが、本作は初めてかもしれない。ラストシーンの違いは、つかこうへいの歴史を語っていたものとして興味深い。昔の作品は自滅型で救われないものが多かった。後年はハッピーエンドに拘わるようになったのだが。本作は発表された時代から考えて当然前者で、カマの悲しい末路を示している。
前週の杉山さんに続き、武田さんもオカマ先生を好演。AKTを退団した大石の熱演も久々に見ることができた。
また、柳下大も以前大山金太郎でみた時から随分上手くなっていた。