奇妙な果実 公演情報 奇妙な果実」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    人生の選択!
    赤狩りの中で、生きていくために理想を捨てるか、理想追及のために命を捨てるかの選択に迫られたらどうするか?
    衣装、舞台セットに照明が素晴らしい。

    ネタバレBOX

    自分の兄を殺した男を好きになった妹”ふみ”の気持ちは、私には受け入れ難い。
  • 満足度★★★★

    観劇の感想です.
    銀座のバー、時代は昭和初期。それだけでももう期待してしまいます!
    素敵なセットと、ミステリー。ふみさんはとても素敵な女優さんでした!ふみさんの一代記みたいでしたがそれでいいと思いました.
    お話はどう展開するのか見ていて楽しかった.観て良かったと思います.

    ネタバレBOX

    あれっと思ったのはふみさんの素性を知りながら?雇ったくだり...でもそれがないと話が進みません.お兄さん、戦争中なのに太りすぎ...
    素敵な声だったのでもう少し演技しているところが観たかったけれど...ラストは、なかなか着地点が見つからなかったのか低空飛行が続いたところが,なんだか惜しかった気がします.でも本当にとても良かったので仕事でこれなかった友達は気の毒でした.
  • 満足度★★★★

    .戦前の銀座カフェが下北沢に再現
    小劇場「シアター711」に戦前の銀座カフェが再現されたようだ。舞台中央にバーカウンターが大きく据えられ、その後の棚にはウイスキーなどが並ぶ。照明は多少薄暗く魅惑感が漂う。

    説明では、このカフェ「カヱムル」を舞台に歴史ミステリーとある。しかし、ミステリーというよりはサスペンス風の要素が色濃い感じがした。確かにミステリーの基本となる犯人はあとから明かされるが...。

    ネタバレBOX

    1941年冬、銀座のカフェ「カヱムル」に東北地方から農家の寡婦ふみがやってきた。 ふみは、蒸発した兄(記者)を探しに来たと言い、「カヱムル」の女給におさまる。 兄が残した一冊の手帳をたよりに真相を探るうち、コミュニストや助教授の男たちと出会い、彼らのある秘密を知ってしまう。

    この時代、国内の政治や軍部の動きに対し、反戦運動に身を投じた男女。その行動に対する軍国当局の弾圧を通して、活動を継続する不安と恐怖、仲間に対する疑念と暴虐が顕わになる。知識人の正義の脆さ、”ひらがな”しか読めないが、純朴な主人公ふみの生きる逞しさ、極限状況下における人間の本質を観せる。
    蒸発したと思われた兄は猜疑心に駆られた仲間の手で..

    公演全体は骨太・重厚感があったが、時折、ふみ(25歳)とスエ(14歳)がコミカル?のように喧嘩するシーンは必要であろうか?重苦しくならない配慮なのだろうか。.登場人物は8名で、役者陣はみな芸達者。

    脚本・演出の はせきょう氏 の当日パンフ「難しい話をわかりやすく壮大な
    エンタメにした自分の才能が素晴らしすぎる!...」とあるが、本当にお見事でした。

    今後の公演にも期待しております。

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