満足度★★★
さいたまネクスト・シアター
三方囲みの客席で、私は上手側。『リチャード二世』で描かれる事柄や演出について、何かの比喩や象徴ではないかと、ずっと考えながら鑑賞することになりました。
満足度★★★★
さいたまネクスト・シアターに外れなし
蜷川さん、やっぱり凄い。
ある程度ワンパターンなところもある(特にタレントさんを使う、ホールの舞台だと)。
しかし、どんなに歳をとっても、それに負けないだけの底力がある。
満足度★★★
登場人物に追いつけず残念。
今回の登場人物が成長して、あの作品のあの舞台に繋がる、と頭では理解していたつもりだったのに、途中からごっちゃになってしまい、そこらへんは考えるのをやめて観劇。
「コ」の字型に配置された観客席、どこから見ても見やすそうな自由席。正面階段使いの場面があると予想し、サイド席の上方より観劇。
紋付羽織袴に黒留袖と燕尾服、きっちり正装で踊るタンゴの妙。
〜家の羽織袴と留袖の家紋はやっぱ一緒なんだろうか。どうでもいいか。
イザベル王女と侍女たちの場面で、侍女たちが横一列に並ぶ姿は、留袖姿なのに屏風絵みたいだった。
ネクストシアター恒例、今回も直前まで確約された配役はあまりなく、役によって日替わりキャスト。これまでの出演作に比べると出番が少ないな、と残念に思えた役柄の役者さんもいたのだが、切磋琢磨と競争を煽る蜷川さんの手法を思えばしょうがないのかな。
ネクストシアターとゴールドシアターの老若男女70人以上の役者が混在する配役の中、息子可愛さのあまり口喧嘩する夫婦にはつい笑った。
大河ドラマ的な話なのでシェイクスピア歴代作の詰合せ的な内容の印象を持った。場面によっては存在の薄い冠王に見えた感じ。
長丁場でほぼ会話中心の舞台だが、セリフ廻しがたどたどしく聞こえる役者さんがいたのも残念。生身の人間がやる舞台、疲れもピーク日だったんだろうか。