隣人の奏でる和音 公演情報 隣人の奏でる和音」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    リアルタイムとしても
    それぞれ部屋の話で進んでたのが実は関係があったりで絡んくる。アパートの狭い中ではあるが関係性も含め、脚本なかなかお見事で面白かった。
    ただ、時間をずらして絡めてくるなら、リアルタイム経過で見せても(リアルタイムを感じさせる)面白かったと感じる部分もあったかな。

  • 満足度★★★★

    不協和音も「和音」
    101,102,103号室の個々のやりとりが、
    ひとつに重なる過程が面白かったです。
    観終わった後にチラシ画像(特に右下付近)を見て、ふきだしました(笑

    日替わりゲストのシーンも、内輪受けネタじゃなくて楽しかったです。
    (でも、ゲストさんの所属劇団作品を観たことがあったので、
    彼の持ってた小道具にテンションが上がりました)


    ネタバレBOX

    3部屋に共通して登場する映画監督の方と、
    便利屋に勘違いされた空き巣さんの演技が、個人的に好きでした。

    キャスト表の、登場人物たちの名前の一部がカタカナになっているのも
    作中の監督さんのセリフに呼応していて面白い仕掛けだったと思います。
  • 満足度★★★★

    繋がるシチュエーションコメディ
    アパートの1室でそれぞれ展開されるシチュエーションコメディで気楽に楽しめる。101号室、102号室、103号室と展開が進んでいくが・・・。
    公演中なので以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    101号室~足を怪我して退院した彼氏が、その病院のナースをナンパする。そのナースが部屋に来たところから物語は始まるが、彼には5年付き合っている彼女がいて、・・・。彼氏の後輩男性と本当の彼女も部屋に来た事から、嘘が嘘を呼び、誤解が誤解を呼ぶシチュエーションコメディ。後半には、ナースの彼氏も登場し、混乱はピークに。また彼女にも秘密があり・・・。ありがちな話ではあるが、芸達者な役者さんが多く、自然と楽しめる。

    102号室~几帳面な空き巣が、便利屋と勘違いされ、部屋にとどまる。住居人である女性の一人に好意を持たれるが、この女性の思い込みが激しい。またもう一人の住居人女性は売れないミュージシャンの彼氏と10年付き合っている。なかなかプロポーズしてくれない彼氏に一計を案じるが・・・。
    思い込みの激しい彼女に振り回される空き巣と同居人女性、そしてその彼氏の様が実に楽しい。当初の策が何故か違う方向に進んでいくシュチエーションコメディ。最後は、ほっこりする感じ。

    103号室~締切直前の漫画家とその担当編集者、そして部屋を間違えた便利屋が、アイデアを絞り作品を作ろうとするが・・・。
    漫画家が実に強烈で個性的。振り回される編集者と便利屋も実に上手く演じられていた。このまま隣の部屋の3本の短編集かと思われたが、ここからが捻りの効いたシチュエーションコメディ。各部屋の状況をそのまま漫画に持ちこみ、また登場人物もリンクするので、各部屋の話がつながる。
    ある意味集大成の話となるが、ラストは上手くまとまり、気楽に楽しめるコメディ作品であった。
    脚本が面白く、また役者さんが皆さん好演でまた楽しそうに演じられているので、観ている側も素直に楽しめた。

    また、当日ゲストは編集長として登場するが、ゲストにもサプライズ的な要望があり、このシーンも楽しめる。

    純粋に笑えて楽しめる、作品でした。


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