満足度★★★★★
センス抜群
舞台の始まる前に、中央奥に映し出されていた、昆虫の頭をイメージさせる赤い映像は、舞台側面に位置をずらされ、而も1灯ずつ灯されて、昆虫の複眼を拡大したようなイメージに変わる。それ迄、流されていた鳥の囀りや獣の鳴き声、牛の鳴き声などの代わりに、蠅の飛翔音などが、時折流れる。
無題1369(15-017)
11:30の回(快晴、日向は暖かい)。11:00受付、11:13開場。
やはりお面の人(先日の人とは違う方)がいて...いつもこっちを見ているような気になる(後ろにもあったらもっと面白いと思う)。先日は「21:00開演」だったので約10時間の時差。ということで2回目です。
開演やや押し、11:37開演~12:07終演(ちょうど30分)。いろいろな生活音、動物会議(議題)、溶け込むことで浮かび上がる擬態。
よく観に行くダンス公演では照明と身体の位置により深く幻想的な風景を創りあげているのですが、本作もポップな図柄、線描、アニメーションによって面白さが引き立つように工夫されていました。
残念ながら機材の不調でスモークが使えず、効果が薄れてしまいました(ですので評価なし)が、スモークを使用するという発想がどうやって生まれたのだろう、と思いながら観ていました。
エンドロールが別バージョンだった...どこまでユニークなんだ!!(笑)
「めっけ!」では、古澤さん、妖精大図鑑、言風景(「4.48サイコシス」の朗読)、モンモン4作品。各劇場に掲示された(古びた)パネルもよかったですし、「めっけ!」とはよく言ったものだと思いました。
満足度★★★★
千秋楽を観劇。
前説から始まって、演者・照明・音響・映像操作全て1人でこなしているところにまず惹かれた。
内容は至ってシュールで、映像と演者との掛け合いもユニークだし、一見取り留めもない感じでいろんなエピソードを交えながらも、最後はきちんとまとまっているし。
まだ荒削りではあるけど、センスはとても感じました。
上演時間:30分
満足度★★★★★
無題1367(15-015)
21:00の回(小雨)。20:30会場着、受付(こりっちからですとギリギリまで予約登録できるようで返信メールも届きましたが、やはり、受付の方のリストには載っていなくて当日券扱い)、開場。
脚演出その他多数の古澤さんは「ぬちょぉ…(2014/7@画廊)」を観ています。前日、風邪で休んでいてこの遅い時間でどうかなと思ったのですが、上演時間30分ということでしたので観に来ました。
すでにご本人は会場内にいて、準備、誘導なども。
下手に照明用の卓があるだけで何もない舞台、正面のみ白く薄地のカーテンらしき布。「スタッフ」に古澤さんのお名前しかありませんが、実にその通りで、初めて観る不思議さ。
SEで牛、鳥、ライオン、馬、羊、ハエ???の鳴き声など。誘導スタッフが顔の左側にお面をつけていてたまに見るとびっくりする。この時間帯だというのに増席あり(多くは学生さん)。21:03前説(30分)、開演~21:34終演。
とくに(正面)スクリーンの映像(自分の衣裳にどう映えるかまで考えているらしい)が多彩で、これにピタリとシンクロした身体の動き(振付)とSEが心地よい。ブラックユーモア、ヘリウムガス(?)、マイムのような滑稽さ...途中で照明を切り替え、スモークを出す...実に多才。
終盤、呼吸を整える場面もあったけど、とても充実した30分でした。もう一回観たい…体調がどうか。