満足度★★★★★
つらいですね。
すごいものを見てしまったような気がします。在日の方のやりきれない思い。居場所がないのに生きていかなければと言う現実。どんな気持ちで生きていたのか見ていて涙が出てきましたね。私の友人にも在日3世がいますが、やはり言葉にできないほどつらい思いをしてきたと思います。差別は良くないと思いますね。いい意味での区別はありですけど。
満足度★★★★
骨太な内容
極めて主張・テーマ性が強い公演である。また、演出は序盤の個人レベルの恋愛観から、複数のフィリピン女性とヤクザが登場するに至り、国家レベルの骨太な作品へ変容させており、その手腕は素晴らしかった。
しかし、少し気になったことも…。
満足度★★★★★
必見の舞台、まさに演劇精神満載!
日本人の青年、フィリピーナ、在日2世。
この設定で語りかけるのは、人間の生き様。
自分たちが置かれた”今”をどう受け止めるかの問いかけである。
華やかなエンターテイメントを主流とする現代の演劇界に、演劇本来の姿を骨太に誇示する作品である。
…この演劇界に於ける対比も本作が示す社会疑念のいち要素であるのだが…余談
脚本・演技ともに素晴らしいです。
是非、演劇本来の姿と本作が提示する主題を体験しに出かけて欲しいと思います。
満足度★★★★
所在なさ
フィリピーナと日本人の偽装結婚に端を発したセンチメンタルな物語かと思いきや、そこはピープルシアター、そうは問屋がおろさない。(追記後送)
満足度★★★
お手軽感なしの見応え
仕事を終えて駆け付けたのですが、間に合わず、ファーストシーンを見逃してしまいました。大変失礼いたしました。
先日のギルドさんに続き、ある程度大きな会場での、ベテラン劇団さんの舞台鑑賞です。やはりどこかに70年代の匂いを感じました。その時代を経験している先輩方のお芝居は、重厚さ・・・内容においても、労力においても、を感じます。社会性のあるテーマを深く掘り下げる思考力、それを手軽さなんて排して徹底的に、突き詰める突きつける熱量、働力。それだけで最低限の満足は保証されてしまいます。
お芝居は、プラットホームでの会話が主体となっています。主役の日本人男性とフィリピン女性の会話、フィリピンの女たちとの会話、やくざとのやり取り・・・だけは、アクションも加わりますが。
満足度★★★★
“アジア”の「日本」
互いに事情を抱え、お金の為に偽装結婚をしたフィリピン人女性と日本人男性の物語。
題材としては目新しいものではないが、
ストーリー、演出、役者の演技とが相まって、
作者の云う
「男と女の真の愛、国と国の文化のありよう、人間と人間はどうあるべきか問いかけてみたい」というメッセージは伝わった。
アジアにおける日本はどうあるべきなのか、
あらためて考えさせられる作品である。