若い才能に出会った
下手(しもて)チームを観劇。
良かった。本当に。
こんなにも深いテーマを、こんなにも深く、かつ淀みなく、描ききってくれた舞台は観たことがない。
この作品を観て、次回作も是非観たい、過去作品も観てみたい、と思った。
聞いた話によると、作・演出はまだ23歳とのこと。そんな青年がこの作品を書き上げたことに驚いた。これからが楽しみな才能だ。
いじめをテーマにした作品。
いじめなんだけど、いじめの内容はあまり出して来ない。それよりも、いじめる側、いじめられる側、クラスメート、教師、学校管理者の立場や関わりを丁寧に描く。
あんなに登場人物がいるのに、全くごちゃごちゃにならずに描いてくれた。あんなに登場人物がいるのに、無駄な人物がほぼいない。
それぞれの人物にとっての起承転結がはっきりしている。
いじめる側からいじめられる側への変換、いじめられていた側からいじめる側への変換、問題生徒、正論を振りかざすが何も出来ない教師の葛藤、いじめを認める訳にはいかない教頭、夢を抱いてやってきた教育実習生が懐柔されていく様、殺さなければならなかった理由ーーーこれらが自然に、鮮やかに描かれた。
1時間40分しか経っていないのが信じられない。
現在から回想を挟み(その中にちょくちょく現在からのモノローグが入る)現在に戻る構成。
上演開始直後は固かった演技も、回想に入った辺りから自然になった。
自然と言えば、生徒達のテンポの良さは素晴らしい。コメディパートも全然わざとらしくなく、タイミングによる勘違いなどもとても自然だった。
女子生徒を殺すシーンは暗転するかと思いましたが、逃げませんでした。
そういう演出にした決断、それに応えた役者に拍手。
満足度★★★★★
全ての登場人物を抱き締めてあげたくなる。
涙腺崩壊します。悩みを抱えている人にこそ、絶対に観て欲しい作品です。
12/18(木)昼、夜公演観させて頂きました。
夜公演では、一列目下手で
目の前で迫力ある熱演に胸を打ち、
コメディ部分では大声でゲラゲラ笑いわせて頂きました。
谷さんの作・演出の登場人物達は、皆、
どこかイビツで人間臭くて、とても愛おしいです。
全ての登場人物たちを
抱き締めてあげたくなりました。
そんな、素晴らしい作品に出逢えたこと。
深く、感謝申し上げます。
再演を熱望! 勿論、全キャスト代えずに!!
心からの敬意を込めて。有り難うございました。
必ず、次公演も観劇します。大好き、劇団時間制作!!!
満足度★★★★★
本当によかった!
テーマは「いじめ」誰にでもありえることなんですが、そこには優しさや辛さが描かれています!本当に素晴らしい作品です。沢山の人に知っていただきたい!