高校生らしい劇
若さ溢れるエネルギッシュな劇でした。
高校生が三人でやる劇というのでどのようなものか、台本はどのようなものを選ぶのかなど考えていましたが観劇してみるとこういうのもありか。と思わせてくれる劇でした。
兎亭の空間をうまく使い、囲まれた舞台を意識した作りになっていて三人の顔がよく見えました。
演劇が好きなのだということがよく伝わる劇でした。
音響に関しては、大きすぎるところと歌詞のない曲の方がよいのではないかと思うところもありました。
内容は高校生らしくていいと思いましたが、もっと煮詰めて遊び心を取り入れたりまだまだのびしろがあると思いました。
若い三人のこれからの活動に期待です。
満足度★★★★★
無題1320(14-369)
19:00の回(曇)。18:50会場着、受付(階段を下り、ドアを開けると...高校生のみなさん)。すでにお客さんは座席に、手前の方に座り、ドリンク..カウンターにはもちろん斉藤さん。
「観たい!」にも書きましたように「高校生による演劇」ということで観に来ました。「高校2年生」というと、劇団人間嫌いの「わるくないもん(2014/11)」、主宰の岩井さんも2年生でした。大学生の演劇はよく(日芸が多い)観ますが、高校生の作品はまだ2作です。
説明に「調理前の‘演劇’」と記されています。終演後、(すみませんお名前聞くのを忘れてました)お話したようにスタートラインに立つこと、そしてスタートすること、まずはそこからだと思いますし、それを観に来たようなものです。
劇中、演劇、作品についての一幕があり、三本立てからの変更のことなのかな、と思いながら観ていました。開演近くになる多くのとセーラー服姿の観客、終演後、大勢の方に囲まれている姿もよかったです。
できればいろいろな作品、(芝居に限らず)表現を観て、(自分たちなら...と)考えてみるといいのではないかと思います。大学の演劇だと料金が安いのもありますし、ちょうど駅の反対側の日芸では、12月、ダンス公演などもあるので参考になるのではないかと思います(ちなみに12/12,13卒業制作(洋舞)なども無料)。
初めの方、セリフより音楽の方が大きく聴こえたので、少し音量を下げた方がよかった。話がいろいろ飛ぶのはそういう意図としても、大きな流れは観客にすっと伝わるようにしてほしかった。「お客さんに観てもらう(参加してもらうでもいいと思う)」という視点を大切に。
19:02開演~19:34終演
★5は個人的な思い入れです。あと1ステ、思いっきりやり遂げてください。