満足度★★★
久々のMCR
ワンシチュエーションの会話劇。
櫻井氏の私小説のような趣で言葉選びとか掛け合いとかが癖になる。
若さ故の現状の居心地の悪さとか昔を思い出してちょっと胸が痛くなる。
破天荒も楽じゃないって感じ。
主人公のあの設定が、ささやかだけどもの凄く効いている。
櫻井さん、どうして自分の役をやらないのかなぁ。
結局脳内変換して観てるんだけど。
満足度★★★★
やはりMCR!
スピーディーなセリフの掛け合い、絶妙な間、すごいおもしろいです。
そして、そのなかでも考えさせられるところがあり、今回もいろいろと考えさせられました。。
満足度★★★★
案外過酷な青春の日々
冒頭の無茶苦茶なやり取りやテンポよく交わされる台詞に笑っているうち
青春のほろ苦い日々というには、あまりにもリアルな痛みにがつんとやられる。
そのリアルを再現するだけでなく少しシュールな香りを漂わせながら
人の力ではどうしようもない運命をクールに描くところがMCRのすごいところ。
役者陣がよくそろっていて隙が無い。
櫻井氏の奥行きのある台詞がくやしいほど泣かせる。
笑いと理屈とどうしようもない哀しみ、このバランスが素晴らしい。
満足度★★★★★
おなじみ“屁理屈問答”はやや抑えめ/約100分
一つでもグッとくるシーンがあれば5つ星をつけがちなのは私の習い。
そういうシーンが成り立つのは、それまでの話の進め方が巧い証であり、それもひっくるめて高評価を下すのはそう見当違いなことでもあるまい。
しかしながら、5つ星をつけるにあたってこのように長々と弁明めいたことをぬかすのは、本作があまりウェルメイドとは言い難いから。
もっと美談としてきれいにまとめることもできただろうに、本作には美談とはさせまじとするかのように多くの波乱が仕込んである上、それらの波乱が上手く回収されていないのだ。
そこには美談の枠に収まらなかった作者のまた別の主張が窺われ、困ったことに、私はその主張にも感じ入ってしまった。
ここまで書いて分かったことだが、どうやら私は、この波乱も込みでこの作品を高く評価しているらしい。
ここまでの書きっぷりからひょっとしたらお分かりいただけたかもしれないが、本作はいつものMCRほどエンタメ色は強くない。
また、恒例の屁理屈バトルもいつもほどハジけていない。
いや、というより、屁理屈バトルで過度に盛り上がることを許さないシリアス味を本作は宿しているのだ。
いつもより会話がドライブ感を欠き、ふっと静かな瞬間が訪れることが多いのも、おそらくは今作がいつもよりシリアス寄りに出来ていることと無関係ではないだろう。
とはいえ、娯楽性をたっぷりと盛り込みながらも、「あ~、面白かった」では終わらないのがMCRの醍醐味でもある。
それを承知で毎作観ている私としては、後者の色が濃い本作も充分楽しめた。
満足度★★★★
出会って…
キャストの安定感というか中堅感が半端ないすな。
ちなみに今回は「この役は櫻井が自分でやった方がいいんじゃね」というMCRあるあるでした。