目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】 公演情報 目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    怖さ
    幽霊でも妖怪でもなく人間が怖い。
    を、まざまざと見せつけられた。
    独特の空気は生の醍醐味。

  • 満足度★★★★

    すごいこの・・・
    役者達が出す空気感、緊張感、客席まで伝わってきました。

    ただ、少し話がややこしかったかもしれません。

  • 満足度★★★

    雰囲気はいい
    とても雰囲気はいいし、芝居もそれにあった感じ。

    正直、話自体が少し浅い感じがしたのは、私の理解不足?
    役者さんの芝居はとてもいいものでした。

    ネタバレBOX

    隠していることの内容が、浅いと思った。それが「みそ」なのかもしれないが、
    しょうもないことのためにわけわからんことをしているな、という印象(それがいいたいのかもしれないが。)

    ラストも、これまで守っていたことをぶちこわしているようにみえるし、そうでないようにもみえる。なにを伝えたかったのかよくわからなかった。
  • 満足度★★★★★

    無題1276(14-325)
    19:00の回(晴)。18:30受付、開場。階段を上がって入ろうとすると薄暗い土間が目に入ってきます。すでに妖しい雰囲気が濃厚。上手が玄関、板の間、畳と続き、正面には障子戸(なぜ障子戸で碁なのかは後で調べてわかりました)。手前は戸外になっていてすすきの穂。会場全体が暗く、虫の声。

    2作目(地獄篇-賽の河原-)で、やはり今回も津金さんがでていらっしゃるので観に来ました。18:58前説(アナウンス、110分)、19:03開演~20:53終演。

    お話の雰囲気と照明がよくあっていました。

  • 満足度★★★★★

    化け物の正体
    この国の不可視の部分を、相互監視と村八分を基軸に描いた秀作。原発村が、何故、これほど厄介なのか? その謎の一端も解けるのではないか? (追記2014.10.22)

    ネタバレBOX


    日本人の畜人根性は、恐らく太閤検地で人別帳を権力サイドに握られ、刀狩によって、権力に反対する為の武器も奪われたことによって、民衆が自らの権利を主張する為の要件を失わされたことから生じている。即ち権力押し付けのベースを作られ、江戸幕府の朱子学によって、倫理的統制を受け、更に、五人組などの連帯責任制を負わされることによって、その畜人根性の完成を見た、と自分は、考えているのだ。
    それ以前、日本人の発想は遥かに自由であった。戦国時代を一言で言い表す時、人々は下剋上と言う。これは、個々の自由裁量によって何でもできる、ということである。尾張の信長が下半国の守護代織田家の奉行の家系出身であることは良く知られていよう。而も、信長の父、信秀は、小大名並みの軍事的指揮権を持ち、経済的基盤も強かった。従って主君を倒すだけの地力は具えていたと見て良かろう。その、嫡男として生を受けた信長が、その賢さを力のないうちから見せていたとすれば、無論、暗殺されていたに違いない。従って「うつけ」と呼ばれる程に、桁外れな行動を取って、人々から馬鹿者という評判をとったのは、信長の天才性を示すものであって、それ以外ではない。こういった、自由が、戦国期の日本人にはあったのである。織田家の家系図に怪しい所があることも、出自が細工できるような内実があったからできたことである。無論、今でも、最高権力者の座についてしまえば、行えないことではあるまいが。何れにせよ、時代が下剋上という一言で表されるように、発想と自己裁量の自由があり、且つ、その野心なり夢なりを実現する為に、闘う為の武器も持っていた点に注目する必要がある。そのことが、他の権力、権力者に立ち向かうことを許したのだ。
    だが、先にも述べたように、江戸時代に、武士以外の階級は、その牙を抜かれ、寄らしむべし、知らしむべからず、という論理の下、徹底的に抑え込まれた。飢饉や火山の噴火、冷水害、地震、津波等の災害によって、米の収穫が大打撃を受け、年貢減免を願い出ても、温情が示されることは少なく、追い詰められて一揆に及べば、首謀者、関係者は打ち首、犬死にであった。義に従い、情に従う村方三役は、このように権力に惨殺されてきたのである。だから、お上に逆らうことは、避けねばならない暗黙の了解事項となったのだ。このような背景があればこそ、今作に描かれたような、村の総意が、その力を遺憾なく発揮するのである。そして、そのことが、この植民地の民が持つメンタリティーのエグさなのであり、醜さなのだ。その点を今作は、実に見事に描いている。
  • 満足度★★★★★

    流石
    観終わった時の重苦しい感 なんとも言えなく好きだ
    前回が初観だったけど くせになる劇団

    何処にでもありそうな話を上手く表現している

    今から始まる・終演のない感じも好きだ

    照明や音響の使い方がセットに合っていて
    芝居の温度もいい


    観終わった時に色々考えさせられるのは勿論だけど
    ここまで爽快感がなく悲愴感や絶望感で終わって
    それが快感になる劇団も珍しい

    次も楽しみ!

  • 満足度★★★★★

    独特の世界
    好き嫌いが分かれる作品。
    観た後のあの感じは健在。この劇団特有な物があるので、この世界観が好きな方はハマる!いろんな見方ができるのでいろんな楽しみ方がありました。

  • 満足度★★

    あまり好みではない
    横溝正史の小説を読み終わったときの気分に似ている。

  • 満足度★★★★★

    うう、これぞまさしく
    日本的な恐怖。日本人の隠蔽体質とことなかれ主義が次々と表面に表れない陰湿な犯罪を生むという・・・・。しかもこの犯罪、伝染していく。村の世話役の八郎の、優しげで妙に明るい声が活きていますね。←このせいで恐さ倍増です。これ、いわゆる共同体意識ってやつですね。この中ではその意識に入り込むことこそが重要。う~ん、ネトウヨを見るようだ・・・・。
    狭い「劇」小劇場の舞台いっぱいに広がる恐怖。劇が始まった途端空気が変わったのはさすが。照明、音響など、一級品の怖さです。これが怖いのは、私たちの日常感覚にすごく近しい物だからかな。告白、懺悔、弾劾など日本人の苦手なことをしないでいると、こういう流れになっていくのが容易に想像できるという・・・・。幽霊のほうがまだ怖くない。

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