満足度★★★
演劇通好みの公演かも
ほぼ素舞台。衣装は黒を基調とし、場内は周囲を暗幕で囲い、さらに照明度はおとし薄暗い。場内全体が幻想的な雰囲気を醸し出していた。音響は神楽…舞はそれに合わせたような動きである。具象的な思考・動作から抽象的な表現へ徐々に変化していくようだが、観方によっては難解だと思う。自分は、4姉妹とそれに絡む男性の妖しげな動作、また姉妹の性格、生い立ち、父親との関係について、セリフの応酬で明らかになる過程が面白かった。その濃密な会話劇と挙措の美しさが印象的である。
しかし、ラストはインパクトが弱く、流れてしまったようで少し残念だ。もっと愛憎を強調した形で結んでほしかった。
今後の公演も期待しております。
演出が理解できなかった・・・。
ストーリー的には、ある程度理解でき、面白いとも感じられました。
ただ、演出が私では良く理解できませんでした。
役者さんの熱演は分かっただけに残念でした。
以下ネタバレで。
無題1281(14-330)
19:30の回(晴)。18:54受付、18:58開場。入って左が正面。桟敷(風呂桶似のもの)+パイプ椅子で囲んだコの字の客席。女優陣は桶に座り、男性は小さな提灯を手に誘導、室内は暗く字は読めない。
正面に2本の木、御椀や毬、竹筒...。客入れ、BGMはビートルズのカバー曲、ひそひそ声とスマホの明り。19:35前説、19:38開演~21:00終演。本作+前作の台本を購入。
薫子、紫子(ゆかりこ)、桜子、緑子、4姉妹、葬儀が終わったばかりの実家でのお話。
森さんは、開座、shelf、最近では「短編集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」。
すみません、演出があいませんでした。