びっくり
学校の芸術鑑賞会で、観に行った。
普段歌舞伎を自分から観にいくことは、今までになかったし、これからもないだろうから、とてもいい機会だと思った。
どうやって、あの絵を描いたのだろうか...
満足度★★
夫婦の愛情
学生を対象に行っている公演を社会人向けに夜に上演する公演で、上演時間もチケット料金も手頃で気楽に観ることが出来ました。
『歌舞伎のみかた』
澤村宗之助さんの進行で、回り舞台やセリ、黒見須等の説明の後、歌舞伎における効果音の解説があり、数分の短い物語を現代劇版と歌舞伎版で上演して演技スタイルや効果音の違いを分かり易く見せていたのが良かったです。
『傾城反魂香 土佐将監閑居の場』
どもりの絵描きとその妻の愛情を描いた作品で、前半は単調で退屈感を覚えましたが、後半はドラマ性があり、悔しさや嬉しさ等、様々な感情が伝わって来ました。
妻の打つ鼓に合わせて踊る、終盤のユーモラスなやりとりに夫婦の愛情が感じられ、印象に残りました。
役者の台詞と竹本の演奏ががスムーズに繋がっていて、歌舞伎の音楽劇としての側面が良く出ていて楽しめました。どもりである主役に合わせて竹本の語りもつっかえる様な節回しをしていたのが興味深かったです。
立ち回りや見得を切る場面が少なく、学生対象の演目にしては少々地味に思え、もう少しインパクトのある作品を上演した方が良いのではと思いました。
満足度★★★★
時間も値段も手ごろ
上演時間2時間10分、休憩1回。解説で実演された現代劇との対比が興味ぶかかった。表題作はいい作品だ、さわやかな気持ちになった。4時間超の歌舞伎では体力や時間からそれだけに1日を割くことになるが、この時間と値段だと手ごろに観ることができる。