満足度★★★
女性の歩く道。
初の観劇。座・高円寺なのでシート良し。しかしここまで長時間と知らなかったので少しきつかった。作品のチョイスやテーマ的なもの、流れは面白かったです。
厳しく見ると、下手の前席で現代パートや転換中の劇がほとんど見えませんでした。最前列は潰していいと思います。アンサンブルは活躍してて良いが、衣装と髪が合ってなくて掴みにくかったかな。小道具が落ちた対応とか、途中退席など客のマナーなど、ストーリーの良さがあるゆえ気になる部分も多めだったと思う。生演奏とラストのコーラスはとても素敵だった!女性に活力を与えて欲しいですね。
満足度★★
まぁ
予想はしていた。
前回よりミュージカル風になっていて、何処に着地したいのかよくわからない
題材的には悪くないし、脇を固める役者さんも悪くない
ただ その時代の女性ではなかったし、感情も薄かった
現代と過去のすり合わせもあまり繋がっていなかったし
なにより幕の開け閉めが芝居を分断する
しかもタイミングが悪い
閉めたと思ったら早すぎて少し開けてみたりとなんともお粗末
前回より大きなハコのせいかマイクを通して台詞が聞こえてくるし
あの程度の大きさならマイクなしで声を通してほしい
無駄に時間が長く かといってそこまでする大作というわけでもない
現代と影響を受けた女性の人生を絡めたかったのだろうが
どうも現代の話は必要なかったように思う
ドタバタをしたいのか
ストーリーを大切にしたいのか
ミュージカルをしたいのか
どっちつかずで不完全燃焼
歌後の拍手とかも 特に良かったわけではないので不思議だ
お目当てのアイドルがいるのならよいのではないかと思う
満足度★★★★
とてもしっかりした演劇であった。どこか,さわやか青春ドラマだった。
高円寺で,teamオムレット『HARVEST:日本女医第一号』荻野吟子の生涯を観劇した。飛龍伝でがんばっていた,小越那津実が出ていた。
荻野吟子の生涯は,20年ほど前に本で読んで知っていた。彼女の人生は壮絶である。そもそも,しあわせな結婚を夢見て,最初の夫とベッドインしたら,病気をうつされてしまった。そのために,その後,62歳でなくなるまで,体に常に異変を感じていたらしい。
この事件をきっかけに,彼女は,明治維新政府に,女医第一号を認めさせようと戦い,勝ち取るのであるが,すでに,34歳になってしまっていた。愛する母が危篤となっても,彼女は勉強していたのだ。
すぐに気がつくのは,この演劇も,論理学・キリスト教思想が根底にある。実際,荻野吟子は,クリスチャンにもなっている。仕事がら,生死を超えて,静かな気持ちになりたい衝動があったと想像される。しかし,そのとき,禅やら,浄土思想にすがるのではなく,西洋医学を支える,論理学とキリスト教思想に近づいているようだ。
とてもしっかりした演劇であった。どこか,さわやか青春ドラマだった。生のバンドにあわせて,挿入歌も美しかった。キャンセル待ちでは,観るのは困難だと感じて待っていたら,ギリギリセーフだった。日曜日には,少し空きがあるとの情報であった。