満足度★★★★★
無題1109(14-148)
14:00の回(快晴、暑)。13:30会場着、受付、開場。
2012/4の新歓公演「MOMOS」からで6作目。当時の脚本、演出、出演、スタッフ陣が今春卒業、世代交代しての初めての公演。
椅子とテーブル、その間に赤い線。13:58前説(40分)、開演〜14:36終演。オーディションに来た女性と面接役の作家との対話、作家の過去の作品を演じて見せることによって作家に変化がおきる。
「女性(マーサ)役」の中澤さん(演出でもあり)が大熱演。正直なところメンバーが代わってどうだろう…という気持ちがありました。オープニングでは照明を絞り、女性の不安な内面をみせつつ、作家はなぜか自分の作品を信じていないような素振り。その後、笑いを散りばめながら、二人の関係が暖まってゆくところなど、構成も良く出来ていると思いました。
手元にある(図書館で借りた)「ニール・サイモン戯曲集Ⅱ」の「名医先生」を開くと第一幕(六場)、第二幕(2場)、第三~五幕という構成で、本作の基になった「オーディション」は第二幕、7ページの小品。
よくここまで膨らませたことかと思う。
客席には卒業メンバーがいらして、やはり社会人となり雰囲気が違っているように感じました。
次は秋公演ですね、待ち遠しいです。
余談ですが、このスタジオ、前作を観終わって(今更でしたが)調べてみると、「TOKYOハンバーグ」が旗揚げ公演として使っていました(2006/11)。先日、大西さんたちとお話しする機会があったので当時のことなどお訊きしました。そんなつながりがあったことも縁。