満足度★★★
行った甲斐はありました
茨城からだと流石に遠かったです。
駅からのバスと案内がちと不親切な感じだった。もうちっと気が利いて欲しいよ富士見市。いや、頑張ってるのは分かるんですが。
ホールは確かにきれいな感じ。フラットなスペースだけど客席が高くなってて結構観易い。座席もまあまあ。
美術はよく作りこまれた写実的なものだったけど、その分音響と照明に面白みが無い気もした。「ドラマ」を見せる作品づくりなのだなと思う。
パンフを開き、キャスト表を見てびっくり。役名に並んだ読めない漢字のオンパレードに軽くひく。タイトルもそうだけど、これってどこまで意味があるんだろうか?色々考えてしまう。
作品の方は思っていたよりも素晴らしく気持ちが悪かったです。良い意味で。最近の流行なんですかね、こういう生理的な嫌悪感を煽り立てるような芝居って?面白いと思っても人には勧めづらいな。
話の締め方にはちと不満が。
あそこから更にその先にあるものを見せてくれたら、もっと納得がいったと思うんですよ。
満足度★★★
ふじみはそんなに遠くない
この劇場のキラリ☆ふじみホールですが、池袋から東武線準急で約30分、鶴瀬駅から市内循環バスで約10分と、思っていたよりずっと近かったです。場内は新しくとても綺麗な劇場でした。
元犯罪者とその犯罪被害者の遺族の物語は、テーマの重さとじわじわと狂気が滲み出す演技と演出が相まって、非常にダークで重苦しい舞台でした。衝撃的なラストも含め決して爽快感のある作品ではありませんが、人の心の闇を見事に描き出しているという点で、わざわざ足を運んで観ても損のない作品と言えるかと思います。