新撰組哀歌 -びいどろ揚羽蝶- 公演情報 新撰組哀歌 -びいどろ揚羽蝶-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★

    豪快と繊細。
    新撰組というと、土方だったり沖田がメインなことが多い気がするけど、組織の道半ばで散っていった芹沢鴨というところが良い。
    斎藤の平片手突き、原田の切腹痕、細かく見ていると再現度が高いものがあって好き。殺陣は芹沢さん強すぎませんか、ってくらい扱いが特別なのが腑に落ちなかったが、大衆演劇のような感じとして見ればよいのかもしれない。尺が長いので、新撰組の亀裂や悩みにフォーカスをより欲しいとも思う。市井の面白い人物たちやコメディ色も楽しめ、ラストの終わり方は良い。

  • 満足度★★★

    よかった
    力の入った公演だった。なりきった熱演がよかった。

  • 満足度★★★★★

    歴史エンターテインメント
    劇団歴史新大陸「新撰組哀歌−びいどろ揚羽蝶−」を観てきました。

    これまで新撰組と聞いても土方歳三や近藤勇くらいしか知らなかったので、時代背景や芹澤鴨がどういう人物だったのかネットで簡単に調べてから観に行きました。

    でも、頭と要所要所に語りとして説明もあり、私のように歴史に詳しくない人間にも分かるようになっていました。

    テンポのいい掛け合いに現代のネタも挟んで笑わせたり、迫力のある大立ち回りに圧倒されたり、シリアスな演技に引き込まれたりと、充実の2時間半でした。(でも欲を言えば、時間はもう少し短いともっとよかったカモ)

    とにかく時代に翻弄された芹澤さんや土方さんの苦悩がとても伝わってきました。

    そして、今回新たな芹澤鴨の人物像を浮かび上がらせるのに欠かせなかったのが、恋人お梅の存在でしょう。
    演じた日向紗代さんは、可愛らしい容姿の中に凜とした佇まいがあり、声も素敵で、ヒロインにピッタリでした。

    今回とても面白かったので、次回作にも期待したいと思います。

    ネタバレBOX


    終盤の暗殺シーンで、それまでコミカルな役どころだった平間重助が、惚れた芸妓の糸里を逃がして最後を遂げる展開は涙なしには見られませんでした。
    実際のところどうだったのかは誰にも分かりませんが、お芝居としてはとてもドラマチックでした。

  • 満足度★★★★

    新視点…新撰組
    新撰組前期に起こった最大の事件「芹沢鴨暗殺事件」を扱った公演である。新撰組の公演は多く観たが、暗殺される芹沢鴨からの視点は初めてである。新撰組を演じる時は、必ず「芹沢鴨」=「悪役」である。しかし、本公演は何故彼が自暴自棄になり、女、酒に溺れ、挙句の果てに暗殺されたのか、その背景を上手く説明していた。その点では脚本はよく出来ていたと思う。

    だが、やはり新撰組の公演、芹沢鴨は主役になり得なかったと思う。最後は近藤勇、土方歳三が話の中心になったと思う。できれば新撰組前身につながる集団化の過程があると、芹沢の立場や置かれている状況がわかり易くなったと思う。
    芝居も中盤以降になり回想シーンで重要なことが説明されたが・・・。
    (ネタバレBOXへ)

    ネタバレBOX

    幕末の時代状況・新鮮組について、詳しくない観客のために適宜説明が入るという親切な作り。
    さて、芹沢鴨は水戸藩出身で天狗党にも関わっていた。もとは尊皇攘夷を謳っていたが、時代の流れで新撰組(前身は壬生浪士組)へ。そこからは、会津藩の元で幕府側暗殺集団である新撰組を率いることになる。昔の仲間を切るという…計り知れない無念の去来がよく表れていた。
    一方、荒い面だけでは芝居にならない。菱屋(新撰組羽織を裁縫)お梅との色恋で華を添える。

    さて、最後に時代劇であるから殺陣はもちろん素晴らしい。しかし、自分が観たマチネーでは、芹沢暗殺というクライマックスシーンで芹沢役(後藤勝徳)と土方役(斉藤潤樹)の息が合わず抜刀のタイミングが外れたのは残念であった。

    公演全体を通じて見応えがありました。今後の公演にも期待しております。
  • 満足度★★★★★

    感動しました!
    知り合いが出ていたので観にいきました!
    後半ずっと泣いてました!歴史に疎い私でも知っている新撰組ですが要所要所で笑いがあり2時間半と長いお芝居でしたが最後まで楽しめました!
    皆さんとっても格好良かったです(*^_^*)

    また機会があれば観にいきたいと思えるお芝居でした!

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