満足度★★★
19日20:00の回鑑賞
六本木アートナイト2014のイベントとして行われたパフォーマンスで、六本木ヒルズや東京ミッドタウンが出来る前の健康的ではない雰囲気の六本木を彷彿させました。
商業ビルの中庭にアブストラクトな映像が投影され、DJが流すテクノの上に中原昌也さんが演奏するノイズが被さる中で、東野祥子さんが壊れたロボットの様な断続的な動きで踊り、殺伐とした退廃的な雰囲気が濃厚でした。
ギクシャクとしたムーブメントが多用される中、中盤で立ち上がっては溶ける様に崩れ落ちる動きが繰り返されるのが印象に残りました。
オープンなアートイベントの屋外での無料公演でありながら、観客に媚びない、いつもと変わらない毒気のあるパフォーマンスが繰り広げられ、異彩を放っていて刺激的でした。
ライブハウスやクラブとは異なり、周りに営業中の店がある環境だったので難しいとは思いますが、ノイズはもっと強い音圧で聴きたかったです。