『ダイアローグ』 公演情報 『ダイアローグ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    無題1079(14-117)
    19:30の回(曇)。19:00受付(チケットレス)、19:15開場。

    此処は初めてで、こちらは2作目になります(「雲。家。」2012/11)。入って右に客席(パイプ椅子)。左に舞台。譜面台が4つ並び、手前に白いテーブル、置かれているPCから音楽が聴こえます。

    19:33前説(70分、お客さん待ち)、19:36テーブルにコーヒーが二つ運ばれ...開演、上手より4人登場~20:53終演。

    タイトルに「ダイアローグ」とあるように、基本「1対1」の形式。4人がずっと立ち、譜面台に置かれた「台本」を読むのですが、向かい合ってや隣同士でもなく、一人おきの組み合わせ。シンプルな照明が揺れるように感じ蝋燭の灯りのようでした。

    日常会話とは違った発声、BGMなどなし。どちらかというと非常に「単調」な進行でしたが、面白いフォーマット(対話)だと思いました。

    既存の対談をテキストとして用いているようで、古いものでは1954年、新しいものでも2008年。直立不動ではなく、微妙に傾くことや二つのコーヒー、最初は湯気が立ち上っていましたが、終演時には冷え切っていたようです、の意味など不思議な時間。

    チラシのなかにttu「おやすみカフカ」がありました。「雲。家。」をみたのも(ttu)増永さんが制作にいらしたからで、5月の公演は日程未定ですが観に行くことにしています。

    ネタバレBOX

    糸井×黒柳、太田省吾、菅原文太×川本三郎×寺山、寺山×三島、三島×鶴田浩二、向田邦子×澤地久枝が゙参考文献として当パンに記載あるも、ほとんど接点がない方ばかり。

    語りは「ひそひそ声」、まるで聴かれたくないかのような掠れたトーンと声量。「ジツハネ、ココダケノ ハナシ ナンダケドサ…」のようなニュアンス※ごく一部で普通の声。

    「重力」によって空間が歪んでゆく(相対性理論ですね)ような動きは、貼り付いた表情とよく合っていました。弾き飛ばされた台本は異質なものは排除しているということだろうか。

    テキスト間に何か関連性があったのか、不勉強なのでわからず。

    笑いを誘うようなシーンはなく淡々と。

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