満足度★★★★★
それぞれの
持ち味、「らしさ」が融合して、いい作品に昇華していた。20歳の国が得意とするカラオケ場面も好きだ。それぞれの団体が、今後この経験をどのように見せてくれるのか楽しみになった。個人的にはやっぱり湯口さんから目が離せなかった。
満足度★★★★★
青春を乗り越える
二つの青春の話は、どちらも胸をガンガン殴られるような痛みの伴うお芝居で全然スカッとしないのはきっとめちゃくちゃ共感してるから。観劇後にめちゃくちゃ息苦しいのも物語に飲み込まれてるから。
満足度★★★★
Don’t Be a Stranger!
「Don't be a stranger」がとても心に響きました。
心の揺れや分からなさどうしようもなさ、繊細さや鈍感さ。
観終わって、なんだかヒリヒリして、ため息が出てしまうような作品でした。
石川彰子さん、湯口光穂さんが特に印象に残っています。
満足度★★★★
対極的な2作
20歳の国『Don’t Be a Stranger ! 』、うさぎストライプ『学級崩壊』の二本立て。対極的な2作の青春群像劇。同じキャストで全く違う作品を上演するのが非常に面白い。演じる側はさぞ大変だったろうというぐらい雰囲気の違う2作だった。
満足度★★★★
良い時間でした。
20歳の国の「Don't Be a Stranger!」。とにかく分かりやすくて楽しい。ド直球青春。ケツメイシの「さくら」が流れる中、高校時代のいろんな瞬間が切り取られていく演出が印象的だった。これはきっとあの瞬間だな、みたいなことを考えながら、懐かしいな~、と。座り方がふわっとしていてまるで舞い散る桜みたい。うわぁぁ懐かしい!ってなるような曲がたくさんでした。
うさぎストライプの「学級崩壊」。ノートやらをやぶって丸めて投げまくる演出のインパクト!普段「会話はキャッチボールです」とか言われてもコミュニケーションて目に見えない。でも、投げる紙で各々の思いが可視化されて、投げ方や投げる量で、言葉の重みや熱が伝わってくるのが面白かった。あと、登場人物の語りの熱量も凄い。舞台全体は抽象的な感じ。だけど、苦い。不思議。
満足度★★★★
あー。
「20歳の国」
色々と思い出しちゃいましたねえ高校の頃のことを(笑)
お話的にはなにか特別ということもない高校生活のお話でしたが
いろんなシーンの見せ方、演出は好きでした。
カラオケと被るところは台詞が聞こえづらくなってたのはちょっともったいなかったかな。
「うさぎストライプ」
正直あまり「青春」は感じなかったですが、
病気のことなどもっと掘り下げた長編で観てみたい内容でした。
紙くずの投げ合い・撒き散らしの演出は面白かったですが、
その他の身体を使いながらの台詞の演出は、
(以前にこちらで観たことがあったからかもしれませんが)
それで見せるよりも、それを踏まえた上での台詞のみでどうなるか観てみたかったです。
満足度★★★
20歳の国作品に感動!
20歳の国『Don’t Be a Stranger!』が素晴らしかった。
ある印象深いやり取りで劇が閉じられ、その瞬間、タイトルの持つ意味がじんわり心に沁み入ってくる好編。
生徒たちがJ-POPナンバーの独唱で心象を表現したり、ヒップホップ風のダンスが挿し込まれたり、LINE上の噂話が校内の恋愛模様を左右したり、劇は現代的な要素に満ち、一見するとスマホ世代のチャラい男女を描いた軽薄な学園青春モノにも思えるが、それらに惑わされず話の核心部分だけを注視するなら、本作はオーソドックスな甘酸っぱい青春譚と言え、そこのところが旧世代のオッサン客の感動のツボをブレなく射抜いた。
また、内容だけでなく、見せ方の巧みさにも感心。
話の断片をリフレインも交えながら時系列にとらわれずに並べていく作劇法は当今の国内演劇の流行りであり、試みている演劇人はあまたいるが、竜史さんほどこの方法を活用できている作・演出家を他に知らない。
なお、タイトルの意味については、竜史さんが当日パンフの口上でとても腑に落ちる説明をしてくれていて、英語にはこんな素敵な言い回しがあるのかと目からウロコでした。
満足度★★★★
萌えいずる頃
Don’t Be a Stranger! 20歳の国
思春期の揺れを上手く表現している。殊にいざという時に見せるためらい表現は、秀逸。
学級崩壊 うさぎストライプ
個々の身体表現というよりは、マスゲームのように機能化・記号化した身体表現を感じさせ、好き嫌いが分かれそうだが、崩壊という事象の抽象的な形は描いて見せた。
満足度★★★
個性のあった、ふたつのおはなし
20歳の国は、歌、ダンスを織り交ぜた、エンターテイメント風芝居で、竜史さんのやりたかった、高校性の真実な世界がリアルに感じた、60分に対し、うさぎストライプは、いつものポップな演劇に、紙を丸めて投げるという表現さがよかった、60分。個性のあった、130分でした。
満足度★★★★
湯口光穂さんに尽きるかな
彼女は、自分にとっての小劇場界のミューズ。コメディエンヌとしてドンピシャの笑いをいつも提供してくれるし情感のこもった演技はとても丁寧で共感を覚える。
出演される劇団のチョイスも自分の観劇嗜好とよくマッチしているので、結果彼女をいつも追いかけている形になる。「ぬいぐるみハンター」「桃尻犬」と怒涛の出演ラッシュが今後続くので嬉しい限り。
他にも井上さん、石川さん等cuteで存在感の在る役者さんばかり。
「Don’t Be ー」: 『保健体育』より毒は抑えているが、とにかく楽しくて元気を沢山もらえます!!!
青春演劇2本立て。