ロンサム・ウエスト 公演情報 ロンサム・ウエスト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    翻訳劇の匂い
    最近翻訳劇を観ることが多くなりましたが
    美術とか衣装とか全体の雰囲気が凄く好きです。
    ロッキングチェアとか最高。

    そして小さな劇場で観ることが少ないこの役者さんたちを観られるだけでもワクワクしました。


    ネタバレBOX

    くだらない喧嘩ばかりの兄弟。あんなに動き回って。
    でも楽しそうにも見えたり。イライラしたり。
    本能のままというかひねくれた兄弟。
    それを愛想つかしながら見守る神父とガーリーン。

    ほとんど兄弟の部屋のやりとりなのにアイルランドの風景が頭に浮かびます。行ったことないので想像ですけど。

    神父の苦悩を吐き出すシーン。
    美術の動きがあり素敵でした。ここの北村有起哉さんと木下あかりさんのやりとりが良かった。

    ガーリーンが神父の頭を掴むところは
    コナー兄弟の喧嘩より迫力ありました。

    舞台の瑛太さん、初めてでしたが声も通って演技も繊細で素敵でした。
    もっと舞台で観たいと思います。


    あの街から出ていけない。
    あのバカ兄弟の喧嘩がまた観たい。


  • 満足度★★★★

    突き詰めれば
    兄弟げんか。…。淡々と、で、怖い。

    ネタバレBOX

    ストーブを壊して出た「まあるい煙」これがなんかもう…良かった。
  • 満足度★★★

    大人気ない兄弟喧嘩に笑う
    粗暴なバカ兄弟、でも兄は弟に偉そう。兄弟の父親の死亡原因や近所の警官自殺騒ぎ、その町で倫理、更生、努力を試みる、ややアル中気味の神父。
    観劇前は作家特有の閉塞感を占める内容?と予想してたら、兄弟の言動からくる客席の笑いの多さと、歴代のアイルランドを舞台とした閉鎖的だけど泥臭さの少なさに「あれ?」と違和感。
    なんかもう少し深層がある話のように思えたんだけど。
    最近の翻訳劇は家族間、特に兄弟喧嘩で誹謗中傷、罵倒を繰り広げる題材が多いような気がするが、たまたまかな?

    小川さんと二村さんらしい舞台セットだった。神父とガーリーンの場面セットは面白かった。
    約100分。

    ネタバレBOX

    コールマンとヴァレンの軽いアホな行動と怖さが入り混じった言動等、時々甘え上手な面も見せて牙を隠した凶暴なだめんずのような。いい感じにバランスも良く、役者さんはいつも通り上手い。
    神父自身の宗教への苦悩からの行動と長台詞は見応えあり。
    紅一点のガーリーンの神父への思いと、少女から女への成長と行動や兄弟へあれだけ言っても空しい兄弟喧嘩を繰り広げられると投げ出したくなるわな。
    アルコールとマリア様と不毛な会話で喧嘩、見ていて喜劇悲劇の内に鈍詰まり感を味わったような感じでした。

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