私の理解力不足であることを祈ろう
内容が難解。訳が分からない。
宮沢賢治の「よだかの星」「銀河鉄道の夜」をベースにしているのは分かる。
一つ一つのシーンも理解できる。
……が。
例えばシーンA、シーンB、シーンA’、シーンB’があるとする。
それぞれのシーンは理解できるのだが、これらがリンクし合う時、シーンAに於けるCというものが、シーンBでは何なのか何を表しているか、それが分からない。
それが分からないから、シーンがリンクし合わず、結果、物語全体を通しての展開や言いたいことが「?」になる。
結局、事の顛末は?金糸雀さんは?カンパネルラは……?
ただ、役者の台詞のテンポの良さや、照明の美しさ、白い布の使い方は素晴らしかった。
青・緑系の美しさと、蛍光塗料を散らした白い布はため息が出るほどの美しさでした。